こんにちは、パラーツの鈴木です。本日は、「ワークプレイス」について説明いたします。
このブログでは、主に、私の長年の実務経験と広範な学びを基にしたワークプレイス構築等のために必要になる実践方法の基となる考え方等をお伝えして、自分で考え続けていくヒントを提供していきたいと考えています。
はじめに
パラーツは、「技術を究め育むワークプレイスづくり」を目指しています。ワークプレイス概念から説明いたします。
ワークプレイスという概念
読者の方々は、ワークプレイスという概念にあまり馴染みがないかもしれません。ワークプレイスという概念は、数年前からいわれるようになった「働き方改革」や、2020年のはじめに発生した新型コロナウィルス感染症による世界的なパンデミックによる影響でWEBを活用した新しい働き方が急速に普及したことから、少しづつ深まってきている概念です。
時代と共に変化しオフィス等を包含するワークプレイス
ワークプレイスとは、組織等が生産性を向上させるためには欠かせない仕組みのことです。従来から、リアルに働く場所としてオフィス空間(執務空間)の工夫はたくさん行われてきましたが、近年の急速なICT技術等の発展によっていつでもどこでも働けるようになりました。現代のワークプレイスは、執務空間・公共空間・店舗・住宅・屋外等のリアルな空間に、インターネット上・クラウド上のバーチャルな仕組みを加えた、「トータルな働く仕組み」です。
なお、ワークプレイスの歴史と構成については、別の記事コンテンツも参考にしてください。
〇ワークプレイスの歴史:「ワークプレイスの歴史」
〇ワークプレイスの構成:「ワークプレイスの構成要素」
育むワークプレイス
私たちは、リアル空間とバーチャルな仕組みを組み合わせた働く仕組みを活用することで、いつでもどこでも自由に活動できるようになった訳ですが、自由に働ける一方で、一個人の活動の「働く」と「暮らす」の関係と捉え方が曖昧になっています。そこで、私は一個人の活動を分解して分析して分かりやくするために、新国民生活指標(PLI)を参考の上で、8つに分類された活動領域(住む・費やす・働く・育てる・癒す・遊ぶ・学ぶ・交わる)のうち、ワークプレイスに該当する主なものは「働く・育てる・学ぶ・交わる」と捉えています。
今日、私たちが、この働く仕組みを活用して個人個人が確実に成果を上げるためには、自律と共感が求められているともいわれています。働くためのワークプレイスに加えて、育てるワークプレイスを創造することが求められているのではないかと感じています。
参考HP:新国民生活指標(PLI)
考察
私たちは、様々な課題を抱える社会の中で、どのような成果を出し続けることが出来るのかは、それぞれの考え方・やり方によりますが、パラーツは、リアル空間とバーチャル仕組みを組合わせて、何等かの新たな試みをやり続け微調整し続けることが重要だと考えています。
ワークプレイスは、現在と未来にとって、とても重要な役割を担っているように感じています。
まとめ
base ワークプレイスの概念への意識を高める
読者の方々が、ワークプレイスへの意識を高めて積極的に活用することで、働くという視点だけでなく、「育てる・学ぶ・交わる」という視点で、ワークプレイスをより良く活用できるのではないかと考えています。パラーツの活動が、そのきっかけになれば幸いです。
パラーツの主なテーマは、建築構法・建築生産を基にしたワークプレイスの生産のトータルな最適化と、アイデンティティやこころの拠り所となる日本文化です。