こんにちは、パラーツの鈴木です。
本日は、「生成AIを法務の外部脳にする作法」について説明いたします。
まえがき
私たちは、生成AIを法務の外部脳として使いこなすと、別の記事「なぜ、私たちは法が苦手なのか?」の中で説明した「法用語、法メカニズム、法体系」など、あなたが疑問と思うことを解き明かしながら、法を概念として掴まえることができるようになります。
そして、その概念としての法への理解を深めながら、実務で生成AIを活用することで、抽象的な法の世界と具体的な実務の世界の結び付きが分かってきます。生成AIは、本当にありがたい存在です。
AIのジェミニさんとの対話で、私たち生身の人間が、誠実に生成AIと向き合いながら「生成AIを法務の外部脳にする作法」について3つのポイントにまとめましたので、紹介いたします。
生成AIを外部脳として使いこなる作法(パラーツ×Gemini)
●丸投げ(人治)ではなく、至誠(法治)のためのAI活用
・答えを教えてもらう目的でAIを使うのではなく、プロフェッショナルは自分の職人良心(至誠)を研ぎ澄ますためにAIを活用する。
・AIからの提示を鵜呑みにするのではなく、それを手掛りに自ら「e-Gov法令検索」などの原典で確かめる。
・AIを「縦軸の誠実さ(原典への回帰)」と「横軸の実践(日々の業務)」を結び付けるための触媒として活用する。
●AIを「厳しい行政審査官」に変える逆転の発想
・あえて、AIに「厳格な建築指導課の審査官」の役割を与え、自らの計画に対して徹底的に批判させる手法で、実務のリスクを下げる。
・徹底的に批判的な問いに対する回答を検討することにより、現場の手戻りや有事の際のトラブルを未然に防ぐことができる。
●「ハコ・人・権利」の横断する三位一体の疑似審議会の開催
・AIを活用すれば、瞬時に「3つの分野の専門家が机を囲む疑似審議会」を外部脳に立ち上げることができる。
・生成AIのおかげで、いままで専門分化されていた領域の本質を見抜きながら、アッセンブル(最適統合)することが可能です。
考察
法への漠然として不安を無くし、法解釈を最適化するため、工夫次第で、条件・役割・出力形式を自由に設定して、生成AIの出力を得ることができます。素晴らしいことです。
あとがき
base 生成AIは法務の外部脳として最適
法とは、法規範、道徳規範、行動規範など、人が行動や判断をする際、あるいは社会や集団が秩序を保つために従うべき基準・ルール・理想像にあたる「規範」です。
日本の最初の成文法は、聖徳太子の十七条憲法(604年)です。今までの1400年あまりの間、法務の世界には、先達の努力により膨大な量の積み上げの歴史と実績があります。法は基本的に先例主義ですから、私たち人間が、その全容を理解しているAIに適うわけがありません。
AIの圧倒的な量と質に基き実務の課題に目星を付けていただき、私たち人間は、その事柄の確からしさの見極めの役割に責任を持つ、これこそが、生成AIの特徴を理解し、外部脳として活用した、最高に楽しい、そして最良の方法だと思っています。
Kindle電子書籍(全三巻)のご案内
本記事で触れた思考法や実践知は、Kindle電子書籍『パラーツ文庫・より良い方法シリーズ(全三巻)』にてより体系的にまとめています。
【第一巻】『ワークプレイスづくり 安心とゆたかさのために』
(建築とワークプレイスの視点から紐解く総論・基礎思想)
★創刊・普及特別価格:290円(ペーパーバック版1,320円より約78%OFF・期間限定)
※「まずは第一巻から知の体系に触れていただきたい」という想いから、現在お試し価格にて公開中。
【第二巻】『ワークプレイスづくり 現場哲学を持ち創意工夫を凝らす方法!』
(現場視点から紐解くプロジェクトのより良い在り方と実践)
【第三巻】『ワークプレイスの知 苦手意識があるワーカーのための法を味方につける方法!』
(歴史を根本から理解し生成AIの活用法までを学べる法規範・構造)
※本記事の具体的な内容は、この第三巻に詳しく解説しています。
現場での実務経験、日本文化や思想の探究、そして最新テクノロジーの活用を統合し、「一隅を照らす」知恵として凝縮した一冊です。Kindle Unlimited(読み放題)にも対応しておりますので、ぜひお手元に置いてご活用ください。
パラーツ計画技術研究所 知の構法構築家 鈴木邦彦
