こんにちは、パラーツの鈴木です。本日は、学問のすゝめ・学問の意義について説明致します。
はじめに
大愚和尚さんの動画を拝見して、記事コンテンツとしてアップした「Zen 気のエネルギーと知足」の緊急提言の内容から学ぶにも書かせて頂いてから、今の社会状況の情報が入るたびに「学問のすゝめ」の理解と実践が出来ていないのではないかと感じます。
〇福沢諭吉さんの提唱が出来ていない「Zen 気のエネルギーと知足」
1961年生れの私は、高度成長期・バブル崩壊・失われた30年という時代を体験して来たので、1960年代以降のは実体験していますが、私が実体験をしていない1876年(学問のすゝめの17編が完成した)から1950年代(戦争や災害等でたいへんな時代)は、もっと真面目に考えて実践していただいた時期です。
この150年程の間に色々なことが起こっている訳ですが、ベースとなる考え方をしっかりと意識して行っていれば、大きなブレにはならなかった筈と感じています。
福沢諭吉さんに示して頂いて、まだまだ充分に実践できていないことがありますから、このパラーツブログの「基準・標準」カテゴリーで、当分は、継続的に記事コンテンツで示したいと考えています。
まずは、学問の意義からです。
後世への遺し方を教えて頂いた内村鑑三さんは、読むだけでなく書くことで継承されたそうです。私も見習って、先達の言葉を伝えていきたいと考えています。
なお、底本は、齋藤孝訳の現代語訳 学問のすすめとして、本来のニュアンスが大切と感じる部分は、学問のすすめ(福沢諭吉著 青空文庫)としている。
学問の意義とは?
実際には、雲泥の差がある。
「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず(人権の平等)」と言われている。
しかし、この人間の世界を見渡してみると、実際には雲泥の差がある。
その理由は、はっきりしている。
「実語教」に「人は学ばなければ智はない。智のないものは愚かな人である」とある。
つまり、賢い人と愚かな人との違いは、学ぶか学ばないかによってできる。
人は生れた時に、貴賎や貧富の区別はない。
西洋のことわざ
「天は富貴を人に与えるのではなく、人の働きに与える」
であるから、しっかり学問をして物事をよく知っているものは、社会的地位が高く、豊かな人になり、学ばない人は貧乏で地位が低い人となつ、ということだ。
参考動画
小名木善行さんによる説明
参考動画 小名木善行:学校では教えない福沢諭吉の「学問のすゝめ」
・「学問のすゝめ」全体の意図:知的武装が大事だ。
・現代の日本の問題は、若者の自殺率・精神病院数等・食品添加物使用料が世界一。
・次の世代を真面目に考えて実践してきたのが我々の先祖で、だから今の日本がある。
・子供たちの世代・孫たちの世代へ
「豊かで安心して安全に暮らすことができる社会」を継承できるか?
藤井聡さんによる説明
参考動画 藤井聡:9割が知らない「天は人の上に人を造らず」の本当の意味とは?
・学んでいるか、学んでいないかの差。
・人間は、学ばなければ堕落する。
関連
福澤諭吉さんの学問のすゝめを継続的な記事コンテンツにしようと、ポイントを絞って記事コンテンツにしています。以下をご覧ください。
学問のすゝめ 学問の意義(当記事コンテンツ)
学問のすゝめ 役に立つ学問・実学とは
学問のすゝめ 分限ある自由を
学問のすゝめ 国家の独立とは
学問のすゝめ 行動のため学問が急務
学問のすゝめ 平和と安定を守る
学問のすゝめ 政府と渡りあえる人民
学問のすゝめ 愛国心・第一条
学問のすゝめ 愛国心・第二条
学問のすゝめ 愛国心・第三条
考察
学問の意義に記載したことわざ等が今の時代でしっくりとくるかはそれどれですが、これらはひとつの例えとさせていただいた上で捉えると、物事をしっかりと理解して判断や行動をすることが大切で、社会的地位や豊かさに差が出てくるのだと感じています。
まとめ
base 知的武装が大事。
知的武装が大事であるということを意識することが、一番大切だと思っています。そこが意識できれば少しずつ前進できるはずです。
参考文献等
参考文献 内村鑑三・若松英輔:100分de名著 代表的日本人 NHKテレビテキスト 2026.01
参考文献 福澤諭吉・齋藤孝:現代語訳学問のすすめ ちくま書房 2011.03.25