こんにちは、パラーツの鈴木です。
本日は、「ハコ(建築)・人(労務)・権利(司法)の三位一体という視点」というタイトルで、ワークプレイスに関する主な法的制約について、説明いたします。
まえがき
なぜ、建築基準法等の建築関係法を扱う建築士の領域だけではなく、社保士や司法書士なのだと思いますでしょうか。単に、私が、建築というハコの法規だけでは足りないと感じて、他の士業を検討した時、私の勘で選んだのが、社会保険労務士と司法書士だったからです。
私は、一級建築士として、建築士事務所で修行をさせて頂いて、設計・工事監理(旧)設計監理)の手法を学ばせて頂き、意匠設計者として社会に価値を提供する時に、デザインだけ?という感覚があったからです。デザイン志向の感覚が強い方には分かってもらえない感覚だと思いますが、私の社会で客観的に判断できる基準に基づく価値を意匠設計者として提供したいという想いからです。
建築意匠設計者として、デザイン以外で、社会常識的に客観的に判断できる基準は何か?というと、私は、明確なエビデンスに基づく法解釈だと考えています。
建築関係法だけでは、ハコという空間のモノに関する法のみですので、空間を利用する人に関する法体系、そして、その場所に発生する権利・義務の法体系が必要だったのです。
扱う法規は、士業ごとに分かれますので、士業ごとの定義と主に扱う法を説明いたします。
建築士
●建築士とは
・建築士とは、建築士法に基づいて建築物の設計や工事監理を行う専門家です。
・建築士は国家資格で、一級建築士、二級建築士、木造建築士の3種類に分かれています。
・資格によって、建築物の用途や規模に応じて設計できる範囲が異なります。
●建築士が守るべき主な法規
日本国憲法
建築士法(資格と業務のルール)
建築基準法(建築物の最低基準)
バリアフリー法
民法(契約と賠償のルール)
消防法
耐震改修促進法
建築物省エネ法
地方公共団体の条例
他
社会保険労務士(社労士)
●社労士とは
・社労士は、労働や社会保険の問題、人事や労務管理を専門とする専門家です。
・社会保険労務士は、国家資格者です。
●社労士が守るべき主な法規
日本国憲法
労働基準法
労働契約法
労働安全衛生法
他
司法書士
●司法書士とは
・司法書士は、不動産や法人の登記手続き、企業の法務コンサルティングなどを行う専門家です。
・市民の身近な法律家という位置付けの国家資格を有した専門家という位置付けです。
●司法書士が守るべき主な法規
日本国憲法
民法
不動産登記法
他
考察
現在、出版準備を進めている法に関するKindle本を執筆するに際して、AIのジェミニさんに建築士に加えて、社労士と司法書士の領域の法を扱うことについての意見を尋ねたら、ジェミニのグローバルな知見という視座から見て好印象でしたので、この三位一体の視点を加えることにしました。
若い頃の私の勘には、あまり間違いははなかったのだと感じて、安心しました。
あとがき
base 専門分野の意味が分かると立法主旨の理解の大切さが分かる
既存の社会の仕組みの中で、専門分野に分かれたり、国家資格ごとに扱う法規が分かれたりすることは多々ありますが、法には、何らかの立法主旨があり、立法されて、どんな場合でも使えるように一般化されているものです。
ある方針に基づいて、一般化され、体系化され、国家資格ごとに分かれている法が、目の前の個別案件と全て合致する訳がありません。専門分野をこえて対応する必要がある場合は、法の立法主旨を理解して、法解釈と法適合をする必要があることが分かります。
