センス概念に学ぶ

こんにちは、パラーツの鈴木です。
本日は、クリエイティブディレクター・水野学さんが定義付けされている「センスの概念」について、説明したいと思います。

はじめに

パラーツは、ワークプレイスの生産と保全の最適化がテーマにしていますので、水野学さんのこの「センス」の概念は、パラーツにとっても大切な考え方とさせていただいています。

センスとは何か?

・水野学さんが定義され説明されている「センス概念」を簡単にまとめると、以下のようになります。

①センスは、数値化できないような事柄を最適化すること。
②センスは、知識からはじまり、それに基づき未来を予測こと。
③センスは、感覚的なことではなく、客観的な情報の集積のこと。
④普通という感覚がとても大切にする。
⇒私は、定番や標準と解釈しています。
⑤知識と知識の掛け合わせがイノベーションに繋がる。

センス概念の特徴

特別な能力ではない「センス」

・参考文献:「センスは知識からはじまる」を読むと、センスは、生まれつきのものでも、感覚的なことでもなく、適切な時間を掛けて必要となる知識を増やせば、誰にでもできるスキル(技能)であることが分かるようになります。

技能(スキル)の研鑽

・センスをアップさせるためには、技能(スキル)を研鑽するイメージです。

必要となる知識を増やす3つのコツ

・王道から解いてみる。
・今、流行しているものを知る。
・そのテーマの「共通項」や「一定のルール」がないかを考えてみる。という方法です。

センスの良い商品とは?

・商品企画は、アイデアよりも精度が重要。
・売れる商品は、どれも、その製品のらしさ(シズル)を内包している。
・見え方のコントロールこそ、企業なり人なり商品なりのブランド力を高める。と説かれています。

考察

パラーツが目標としている「業務を最適化する手法」を検討している時に水野学さんの「センス」の考え方に出会い、この明確な考え方にすごく惹かれました。

先達や第一人者からクオリティ高い知識を得て、自分のものにしてから再構築することが大切であること。あらためてほんとうに大切なことであることが理解できます。

ワークプレイスでこの概念を活用する場合は、少なくとも、以下のワークプレイスの基本的な知識を踏まえて、案件毎に、このPararts-blogでアップする記事コンテンツ等を組み合わせて、「センス」良い判断と活動をしたいものです。

〇ワークプレイスの定義:「ワークプレイスとは?【用語】
〇ワークプレイスの歴史:「ワークプレイスの歴史
〇ワークプレイスの構成:「ワークプレイスの構成要素

まとめ

base センス概念をイメージする

センスは、
①誰にでもできる。
②知識からはじめる。
③数値化できない事柄を最適化することである。と捉えると、
誰でも、努力しスキル(技能)をアップすることで、センスが良い活動が出来ることが分かります。

参考文献等

参考文献 水野学:センスは知識からはじまる 朝日新聞出版 2014.05.25

ワークプレイス
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管理人

●名  称:パラーツ計画技術研究所
●名  前:代表 鈴木邦彦
●生年月日:1961年生まれ
●専  門:建築構法・建築生産
●資格 等:一級建築士
      監理技術者
      工学修士
      儀礼本科修了
      茶道文化検定

●ブログ運営の目的
第一の人生で、縁をいただいた専門・組織・分野での貴重な実務経験と、自ら行なってきた学びを基に、ワークプレイスの技術でしっかり成果を出して、後進や社会に貢献したいと考え創業したパラーツ計画技術研究所のブログです。
このブログで、安心とゆたかさに関連する事の基本的な考え方とやり方を伝えていき、『ワーカーのための論理的な基盤』の一翼を構築し更新することを目的にしています。

●学歴・職歴
1987年 明治大学大学院博士前期課程修了
1987年-1997年 建築士事務所
1997年-2002年 機械土木系事業会社
2002年- インテリア・什器系事業会社
2022年- パラーツ計画技術研究所
・「建築・都市・土木・インテリア」という多様な領域の実務経験
・「開発・設計・監理・管理」という幅広い領域の実務経験

●実績・執筆(共著)
・群居29 特集X年目のすまい
・SD別冊25 近未来実験集合住宅NEXT21 「部品3パート」
・コンバージョン[計画・設計]マニュアル 「サブシステム・インフィル」
・インテリアプランナー更新講習テキスト 「ワークプレイスのリ・デザイン」
・インテリアプランナー更新講習テキスト 「New NormalとWorkplace」

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