こんにちは、パラーツの鈴木です。本日は、「設計とワークプレイス完工」と題して、設計者として持つべきであろう意識について説明いたします。
まえがき
建築やワークプレイスのデザインを志して大学等の教育機関で設計・デザインを学び、社会に出て実際に、ワークプレイスづくり・ものづくりを行おうとしても、ある程度、必要となる図面等の伝達媒体(What)は分かっても、その媒体がなぜ(Why)必要で、具体的にどのように(How)使うために必要なのか分からないと思います。
実際にWhyとHowを理解していくためには、数件の案件を担当してみて、色々な失敗から学んでいかないと分からないかもしれませんが、「最終的な完工物」を意識しながら、必要となる図面等の伝達媒体を作成すると、少しづつ分かってくると思います。
なぜ(Why)?
・簡単に説明すると、該当ワークプレイス(プロジェクト)で、実際に「つくる」方に向けて、設計者の設計思想・設計意図・設計情報を伝えるためです。
〇実施設計の役割:「実施設計・施工図・ITツール」
・業務が忙しく図面を書くだけで手一杯で、図面を書くことが「目的」のように感じてしまう場面もありますが、図面はあくまでも、ワークプレイス完工のための「手段」です。
・「つくる」がはじまると、はじめの想定通りにはないらないところ、技術的に不安なところ、施主からの設計変更等が多々でてきます。
・そのためには、ワークプレイス完工を意識しながら、微妙な調整を繰り返して、設計思想・設計意図・設計情報を実際のものづくりに昇華させていく必要があります。
〇設計情報からものづくりを見る:「良い設計の良い流れ・ものづくり経営学」
どのように(How)?
・設計者の役割は、建築士法と建築士法を理解できれば分かるようになります。
・設計と設計図書については、建築士法の定義と下記の記事コンテンツを参考としてください。
〇建築士法の定義:「実施設計・施工図・ITツール」
・建築現場でのワークプレイスづくりには法的制限があります。そして、建築物の最低基準を定めたのが、建築基準法です。では、建築基準法は、何で規定しているかというと「仕様」と「性能に基づく仕様」です。ですから、設計者の主な役割は仕様を決めることです。
・仕様は、素材・色柄・大きさ・設置する場所(空間とのバランス)等です。技術的に問題ない仕様で、大きさが分かれば現場はスムーズになります。寸法の大切さが分かると思います。
考察
私自身も、設計をはじめた頃は図面を書くことで精一杯で、図面を書くことが「目的」になっていました。ただ、実際に現場がはじまり数々の問題へ対処していくと、設計段階で、現場で問題が起こらないようにする工夫がどれだけ大切かが分かってくるものだと思います。
