こんにちは。パラーツの鈴木です。本日は、江戸時代の思想を学ぶ意義について
「学ぶは自身を知り創ること」と題して、説明いたします。
はじめに
私は、自分のやりたいことを実現するためのヒントが江戸時代にあると感じた時期があります。そして、当時発刊された「週刊 江戸(DeAGOSTINI)」がどうしても欲しくて100巻持っていますが、この100巻を有効に役立てることができているかというと、なかなか難しいです。
なぜかというと、この100巻に総花的な情報は載っていますが、専門的な知識が乏しい私の努力だけでは本質となる1本の筋が見えるところまで到達できないからです。この週刊 江戸が発刊されたのは2010年2月ですから、もう15年も経ちます。
最近、江戸の本質を教えて頂ける先生・大場一央さんの動画に出合うことができました。そして、やはり江戸にヒントがあることを確信しましたので、紹介いたします。
参考講義:西洋化グローバリズムと戦う
(講師:大場一央さん)
●大場一央さんの研究テーマ
・思想家:江戸時代中期・新井白石から江戸時代後期・会沢正志斎。
・政治家:松平定信。
●根本的な考え方
・学問が、いついかなる時も自分を作るのだという考え方。
・歴史や中国思想と繋がって、自分の中で色々なものが積み上がっていく。
・学ぶことは、自分の人生をつくること。
・学ぶことは、自分自身を知ること。
●現代に活かす(当時の言葉を通じて複眼的な視点で歴史を読む)
・当時の人たちの目的を知る。
・当時ならではの歴史の流れを知る。
・当時の問題点を知る。
・当時の様々な考え方や感じ方を知る。
・思想、歴史、経済を知る。
・現代に活かすヒントを感じる。
参考動画:西洋化グローバリズムと戦う 武士の末裔
考察
私は、学びを通じて私たちの幸福を得る方法を探していた時、小乗仏教(原始仏教)と禅を学びはじめました。そして、同じ仏教でも、現在の葬式仏教に代表される大乗仏教があり、江戸時代に大乗仏教に本末制度と寺檀制度が導入されて葬式仏教化されると共に、朱子学が官学として保護されたのか、長い間疑問を持っていました。
大場一央さんの教材で学びはじめて、やっとその疑問が晴れてきました。当時の日本の主な仏教は、鎌倉時代の新興宗教:大乗仏教でしたので、朱子学の合理性や科学性の方が勝っていたのだと思っています。朱子学はたいへん優れた学問だと思います。
小乗仏教(原始仏教)の流れを汲む禅は、他の大乗仏教の他宗派と異なり、その合理性と科学性を評価されて発展してきたのかもしれません。
〇仏教・禅:「Zen 禅語から学ぶ」
〇仏教・禅の歴史:「Zen 禅の歴史と魅力」
まとめ
base 学びの威力の効果を感じる
歴史上の優れた先達の方々が遺してくれたたくさんの成果があっても、なぜか、その価値は簡単に伝わるものではないのだと思います。学びの価値を理解して自分で出合いを求める者だけが知ることができる世界なのかも知れません。
ブッダ(お釈迦様)の真の教えを得るために、命がけで旅をした僧侶たちの物語は、そのことを語っているのだと思います。学びの威力の効果を感じることができれば、自分にあった学びに出合う道が開けて行くと思います。