ドラッカー・真のMBOとは?

こんにちは、パラーツの鈴木です。
本日は、ドラッカーによるマネージャーの仕事論、マネージャーがどのようにして組織をマネジメントすべきなのかについて説明いたします。

はじめに

マネジメントという概念についての考え方や定義については、別の記事コンテンツで説明しています。ただ漠然としている部分が多々あるため、マネージャーとして具体的に何をやれば良いか迷う場合もあると思います。

〇マネジメントとは:「プロジェクト・マネジメント

中川先生が、4つの大きな視点で、マネージャーの真の仕事について分かりやすく解説してくれていますので、ご紹介したいと考えています。

参考講義:ピーター・ドラッカー 真のMBOとはいかなるものか

(講師:中川先生)

●サスティナブルな生産体

・投入されたインプット以上のアウトプットをサスティナブルに生み出す生産体を生み出すこと。
・インプット、アウトプットともに「多次元で」「社会的なもの」であることに留意する。

●あるべきマネージャー像 インプットとアウトプットの管理

・PM理論(三隅 1966) リーダーシップの理論
・インプットの維持(Maintenannce)
・アウトプットの達成(Performance)

●マネージャーの手段

・目標設定する。
・組織(チーム)をつくる。
・動機付けする。
・コミュニケーションをつくる。
・評価を測定する。
・人材を育てる。

●真のMBOとは

・部下の側の自らのセルフマネジメント手法
・主体は部下にあることが前提!

参考動画:ピーター・ドラッカー 真のMBOとはいかなるものか

考察

私は、ドラッカーが真のMBOで示唆してくれた鍵となる部分、「自律」がとても大切だと感じています。自律を促すためには、仕事全体のイメージを共有して、個々の知識と方法を高めないといけないです。

私は、それを可能にするやり方は、個別の仕事内容に合わせた適切で現場で活用できる学問を最適に組み合わせることだと解釈しています。
そして、学問は実績のない机上論では駄目で、現場哲学を反映した学問です。

現場にとって最適な学問をベースにすれば、少しづつ構成員は自律していくと考えています。なぜなら、学問は、一定の理論に基づいた知識(What)と方法(How)の体系だからです。

まとめ

base 自律のための学問を意識する

自律する方向にするためには、このブログのメインのテーマである「拠り所」が必要になります。それは、一般的には学問です。意識して探して行けば出合えると思います。

ワークプレイス
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管理人

●名  称:パラーツ計画技術研究所
●名  前:代表 鈴木邦彦
●生年月日:1961年生まれ
●専  門:建築構法・建築生産
●資格 等:一級建築士
      監理技術者
      工学修士
      儀礼本科修了
      茶道文化検定

●ブログ運営の目的
このブログは、私の今までの人生の中で、縁を頂いた専門・組織・分野での貴重な実務経験と自ら行なってきた学びを基にして、ワークプレイスに関連する技術的成果を出して後進や社会に貢献したいという想いで創業した、パラーツ計画技術研究所のブログです。
このブログは、各分野の先達や第一人者の成果も引用させて頂きながら「安心とゆたかさ」に関連する基本的な実践方法を伝え、ワークプレイスの技術に関する論理的な基盤の一要素を構築することを目的にしています。

私の専門は建築・建築構法ですが、このブログの記事コンテンツは建築以外のこともたくさんアップしています。その理由は、建築は目的ではなくワークプレイスを構築するための手段だからです。
目的は、読者の方々に活用して頂いて、身らのより良い成果を出すための基盤として頂くことです。健康と強みを育みながら、社会と後世に貢献して頂きたいです。歴史と伝統を正しく理解し大切にして、長く愛されるものづくりを続けるための記事コンテンツをアップしていきますので、役立てて頂けると幸いです

●学歴・職歴
1987年 明治大学大学院博士前期課程修了
1987年-1997年 建築士事務所
1997年-2002年 機械土木系事業会社
2002年- インテリア・什器系事業会社
2022年- パラーツ計画技術研究所
・「建築・都市・土木・インテリア」という多様な領域の実務経験
・「開発・設計・監理・管理」という幅広い領域の実務経験

●実績・執筆(共著)
・群居29 特集X年目のすまい
・SD別冊25 近未来実験集合住宅NEXT21 「部品3パート」
・コンバージョン[計画・設計]マニュアル 「サブシステム・インフィル」
・インテリアプランナー更新講習テキスト 「ワークプレイスのリ・デザイン」
・インテリアプランナー更新講習テキスト 「New NormalとWorkplace」

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