こんにちは、パラーツの鈴木です。本日は、基準と標準について説明いたします。
はじめに
基準と標準の違いは、これらの言葉に対応する英語を調べるとイメージしやすいと思います。
基準の「基本・一定の要件・基礎」、そして標準の「水準・平準・平均」がポイントです。
一般的な「基準」と「標準」の定義
基準の定義
辞典等の定義のポイントをまとめると以下のようになる。
・判断の拠り所や行動の目安には、基準と標準のどちらも用いられる。
・物事の基礎となる。
・満たさねばならない一定の要件。
・社会で実践的に望ましい性質や水準をさし、規範や標準のような用い方をされる。
【類語】
尺度・物差し・目安・拠り所・規準・クライテリア・criterion・basis
参考HP:コトバンク・基準
標準の定義
辞典等の定義のポイントをまとめると以下のようになる。
判断の拠り所や行動の目安には、基準と標準のどちらも用いられる。
平均的なこと。また、その程度や度合い。
【類語】
水準・レベル・普通・平均・一般・ノーマル・レギュラー・level
参考HP:コトバンク・標準
建築とワークプレイスの「基準」と「標準」
建築関連法規等
建築関係者法規については、以下の「建築関係法規・法の目的」を参考にしてください。この記事コンテンツでは、法の目的の意味を比較をしています。各法律には、法の目的を達成するための基準・標準が体系的に整理されていると解釈できます。
〇建築関係法規・法の目的:「建築関係法規・法の目的」
公的標準とメーカー標準
ワークプレイスを構築する際には、公共工事標準仕様書・公共工事標準図等の公が作成した標準と共に、空間の構成要素のメーカーやそのメーカーが属する団体等で標準を作成しています。
工事の際のトラブルを未然に防ぐものですので、必要に応じて確認が必要です。
考察
ワークプレイスは民間資本です。動産と異なり簡単に移動することができないため、品質を担保するためには必要な法的や制約、公的標準、メーカー等の標準がしっかりと決まっていると感じています。
斬新な設計や施工が求められる場合、これらの基準・標準とのバランスをうまく保つことがポイントとなります。
まとめ
base 基準・標準のポイントをおさえる
まずは、基準・標準の定義のイメージを固めた上で、それぞれの業務の基準・標準を明確にしていくことが必要だと思います。
パラーツ・ブログでは、ワークプレイス構築・改修・保全に必要な基準・標準をシンプルに、かつ体系的に伝えていこうと考えています。