こんにちは、パラーツの鈴木です。本日は、「生産と消費」について説明したいと思います。
はじめに
パラーツは、ワークプレイスの構築・改修・保全で、製造業の手法であるインダストリアル・エンジニアリング・IE(生産工学・管理工学の意味)的な業務を行おうと思っているため、生産の定義等は重要です。
また、ワークプレイスを扱う以上、個人レベルでの生産と消費のイメージの把握と整理についても重要と考えています。
生産と消費の定義
一般的な「生産」の定義
辞典等の定義のポイントをまとめると以下のようになる。
・人間が自然に働きかけて、生活に必要な物事をつくりだす(採取・変形)こと。
・つくりだす物事は、有形の物質だけでなく、無形サービスも含む。
・また、つくりだす物質やサービスの育成活動も含む。
⇒要点:自然に働きかけつくる。
⇒要点:育成活動も含む。
参考HP:コトバンク・生産
一般的な「消費」の定義
辞典等の定義のポイントをまとめると以下のようになる。生産の対義語です。
・金銭・エネルギー・時間などに対して、つかい、使ってなくすこと。
・生活に必要な有形の物質と無形サービスを使いはたすこと。
・人間が欲望を満たすために、物質とサービスを使うこと。
参考HP:コトバンク・消費
建築とワークプレイスの「生産」
建築生産(広義・一般・狭義)
建築をつくろうとする場合「どのような空間にするか」という課題にばかりにとらわれがちであるが、建築生産は「いかにして品質高く実現するか」に力点を置いている。そして、建築生産のプロセスは、企画⇒設計⇒施工⇒維持・保全⇒解体です。
建築生産の解釈として、広義の解釈・一般の解釈・狭義な解釈があります。
・広義の「建築生産」:「企画」⇒「設計」⇒「施工」⇒「維持・保全」⇒「解体」
・一般の「建築生産」:「設計」⇒「施工」
・狭義の「建築生産」:「施工」
ワークプレイス生産
ワークプレイスは、まだ生産分野が体系化されていないため、建築生産の成果を活用させて頂いて、ワークプレイスの生産に向けて、パラーツで成果を積み上げていきたいと考えています。
個人の生産と消費
「時代と共に変化しオフィス等を包含するワークプレイス・育むワークプレイス」で説明したように、新国民生活指標(PLI)の活動領域でも説明した通り、働く(生産)に該当するもの暮らすに該当するものに大きく分かれると思います。
中山智香子さんの大人のためのお金学では、「生産者(働いている時)と消費者(買物等)は一人の人間の中で切り替わる」等、同じような視点で説明されています。
〇ワークプレイスの定義:「ワークプレイスとは?【用語】」
考察
建築生産にも、建築生産を応用するワークプレイス生産にも、合理性を追究すべき事項がたくさんあります。その理由は、パラーツのミッションで説明した「現場からの問い・背景」の内容です。
〇パラーツのミッション:「パラーツのミッション」
まとめ
base 生産活動の中身をイメージする
生産と消費が出会う場所:市場(マーケット)で、需要(消費)に基づいた供給(生産)ですが、いわゆるマーケティングに留まらず、その前の生産に関する管理活動に大きく改善すべき事項があると思います。
参考文献等
参考文献 松村秀一編:建築生産【第二版】 市ヶ谷出版社 2010.10.25
参考文献 中山智香子:学びの基本 大人のためのお金学 NHK出版 2023.07.31