こんにちは、パラーツの鈴木です。
本日は、「正しい判断」というテーマで、記事コンテンツを書きたいと思います。
はじめに
私たちが、個人で個人事業を起こす時は、開業届を税務署へ提出するだけで簡単にはできますが、実際に個人事業を行ってみると、事業を進める上で一番困ることは、何を拠り所として物事を判断していけば良いか?という疑問です。
私がそう感じてから、学ばせて頂いる書籍が京セラフィロソフィです。京セラフィロソフィは、稲盛和夫さんが、一代で京セラグループを世界的な企業に育てた時の判断基準です。
正しいとは? 一般的な定義・武田邦彦さんの説明
一般的な「正しい」
何を根拠に「正しい」とするか?たいへん難しい課題なのです。
一般に、「正しい」とは下記のように解釈されると思います。基準に基づいて判断しているように感じます。決して自分本位に判断するものではないです。
・道理にかなっている。
・事実に合っている。
・正確である。
・道徳・法律・作法などにかなっている。
・規範は規準に対して乱れるところがない。
武田邦彦さんによる「正しい」の説明
個人個人で正しいと感じている事が違うので、厳密な「正しいはない」「正しいはたくさんある」と教えてくれています。この参考文献によると、「正しい」の根拠は以下です。
①神様 (神様が決めた)
②偉人、言い換えれば道徳 (偉人が決めた)
③倫理 例)カント:〜でなければならない。(相手が決める)
④法律 (社会が決めた)
稲盛和夫・プリミティブな倫理観
「人間として何が正しいのか」正しいことを正しいままに貫いていくことでした。誰もが子供のころに、学校の先生や両親から教えられ、よく知っているプリミティブな倫理観(中略)、そのような普遍的な倫理観に基づいて、すべてのことを判断することにした。」
(京セラフィロソフィ・まえがきより)
また、第1章の3 正しい判断は、以下の内容が説明されています。
利他の心を判断基準にする
大胆さと細心さをあわせもつ
有意注意で判断力を磨く
フェアプレイ精神を貫く
公私のけじめを大切にする
*有意注意:目的を持ち、その事に真剣に意識を集中させること
武田邦彦さんの③倫理にあたる内容であるのではないかと感じいます。
考察
フェアプレイ精神を貫く
稲盛和夫さんの示唆のうち、業務の最適化を最大のテーマと考えると、色々な正しい判断の根拠がある中で、フェアプレイ精神が大切ではないかと感じています。
世の中の流れに沿うばかりでなく、誰もがフェアプレイとは何かを意識すれば、皆が、すこしづつ楽になる方向になるのではないでしょうか?
*フェアプレイ精神:公平で正しく、やましいところを持たない精神。
まとめ
base 判断根拠は複数ある
出来る限り「正しい」判断をしようと思っても、判断根拠は複数ありますから見極めが重要です。パラーツ・ブログの記事コンテンツでは、判断の参考になるような内容を発信していきたいと考えています。
参考文献等
参考文献 稲盛和夫:京セラフィロソフィ サンマーク出版 2014.06.10
参考文献 武田邦彦:「正しい」とは何か? 小学館 2013.03.13