こんにちは、パラーツの鈴木です。
他の記事でも説明したように、サピエンス全史という著作がありますが、この本には日本の歴史がほとんど書かれていないため、田中英道先生が、ホモ・サピエンスの歴史の中の日本と西洋の違いを「日本から見たサピエンス全史」というYouTube動画で説明してくださっています。
〇日本から見たサピエンス全史:「日本から見たサピエンス全史 から学ぶ」
参考動画:日本から見たサピエンス全史/田中英道先生・未来ネット
まえがき
主に、縄文時代から平安時代の国風文化までを取り上げ、60本近い動画で説明してくださっています。田中英道先生のお考えは大変参考にさせて頂いて、パラーツとしての歴史観を育む上で大切な内容であると共に、読者の方々に広く知って頂きたい内容ですので、テーマ事に該当する動画から、パラーツ×Geminiの視座で紐解いていきたいと思っています。
参考動画:日本から見たサピエンス全史 田中英道 #1
参考動画:日本から見たサピエンス全史 田中英道 #2
参考動画:日本から見たサピエンス全史 田中英道 #3
今回は、西洋近代史観の対立・破壊・虚構(言葉)による支配に対し、日本が育んできた自然調和・実体的な信頼・継続(伝灯)の思想を対立軸として提示する壮大な試みの原因と理由、歴史、そして、未来についてです。
破壊の歴史から継続(伝灯)の歴史へを紐解く(パラーツ×Gemini)
●歴史の転換:断絶・虚構の「破壊史」から、調和・包摂の「継続(伝灯)史」へ
【西洋中心史観の限界】
西洋主導の歴史観は、戦争・経済支配・革命といった「破壊」と「断絶」の連続で描かれてきました。「サピエンス全史」が唱える「虚構(言葉)で集団を統率した」という主張に対し、田中史学は「自然と調和し、家族や信頼社会という実体を育んできた」日本の史実をもって反証しています。
【生命観に基くサピエンス像】
ホモ・サピエンスが、ネアンデルタール人を排斥・滅亡させたとする対立的解釈ではなく、混血し自然と包摂し合ってきた生命の柔軟な実態に着目しています。
【併存の美学】
過去のものを破壊し上書きするのではなく、古来の美意識や多角的な異文化をそのまま重ね合わせ「併存」させる力こそが、世界に類を見ない日本の「継続(伝灯)」の強みです。
●精神と根源:太陽信仰と「言葉以前」の信頼社会
【自然が神を生む世界観】
一神教が「神が自然を作った」とする言語・概念優先の構築主義であるのに対し、日本は「まず自然があり、その恵みと畏怖の中から自然発生的に神々を見出す」アプローチをとります。
【太陽に向かう精神】
人類共通の原始信仰である「太陽信仰」を最深部で保持し続けたのが日本です。縄文時代と弥生時代に関東・東北(日高見国)へ人が集まったことや、「日の本」という国名は、命の源泉である太陽を追う人間の精神活動のあらわれです。
●実践と表現:形象学(モノの形と意味)による空間への昇華
【現代美術・建築の無意味化への対峙】
伝統や文脈を切り離し、表層的な自己満足に陥りがちな現代美術などは、残念ながら、人々に感化を与えるという本質的な「意味」を失っています。
【形象学の手本化】
・モノの「形」には、それを生み出した民族の精神、歴史的文脈、自然との関係性が「意味」として宿ります。田中英道先生の形象学は、単なるデザイン論ではなく、「形象を通じて本質的な意味を相手に伝え、精神を鼓舞・感化させる」ための手本です。
【パラーツにおけるワークプレイス表現への応用】
・人が働く・過ごす空間(建築)もまた、私たちの精神や歴史観を形にした『形象』そのものだと解釈しています。
・単なるデザインではなく、日本人が本来持っている「信頼・調和・併存」の感覚を形(建築構法・空間構成)として具現化していきます。
・伝統的な美と最新テクノロジー(AIなど)を対立させず併存させ、ワーカーが「生命の継続性」や「深い安心感」を感じられる空間構造を構築します。
考察
私が、パラーツの活動を進めていて、強く感じることは、しっかりとした根拠を基に「シラス」ということです。
歴史の解釈は様々です。その解釈が確実に本当なのかと解いても時間をさかのぼることはできないため、それは無理です。でも、一つの事柄に多数の解釈があることは当たり前ですし、単なる否定や対立ではなく、確かな史実と根拠に基づいて『シラス(知らす・知らしめる)』至誠こそが、これからの歴史や社会に向き合う道だと感じています。
田中英道さんのダイナミックな講義はとても参考になります。参考にさせて頂いて、シリーズで日本から見たサピエンス全史を取り上げ、パラーツ×Geminiで紐解きながら、できる限りしっかりした根拠を基に「シラス」をしたいと思います。
建築士として、このブログやテーマ毎に体系化しているKindle電子書籍などでまとめていることの意味を空間で表現していきたいと考えています。
この記事のテーマである「継続(伝灯)の思想」や「AIとの併存」は、第一巻の基本思想では「揺るぎない確信と安らぎの境地を得る方法・自らの役割を果たし自らが光となり周りを照らす方法」など、第三巻の道徳規範・法規範では、法視点から併存と信頼の構造をAI活用しながら、具体的な実務レベルに落し込んでいくことを解説しています。
Kindle電子書籍(全三巻)のご案内(あとがきに代えて)
本記事で触れた思考法や実践知は、Kindle電子書籍『パラーツ文庫・より良い方法シリーズ(全三巻)』にてより体系的にまとめています。
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【第二巻】『ワークプレイスづくり 現場哲学を持ち創意工夫を凝らす方法!』
(現場視点から紐解くプロジェクトのより良い在り方と実践)
【第三巻】『ワークプレイスの知 苦手意識があるワーカーのための法を味方につける方法!』
(歴史を根本から理解し生成AIの活用法までを学べる法規範・構造)
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パラーツ計画技術研究所 知の構法構築家 鈴木邦彦
