こんにちは、パラーツの鈴木です。本日は、「日本の伝統色」について説明いたします。
まえがき
私の趣味は古美術や骨董ですから、日本の伝統色には馴染みが深いほうですが、日本の伝統色は、普段の生活の色合いとは若干異なり、一般には身近に感じる機会が少ないのかもしれません。
日本人の感性により育まれてきたこの日本の伝統色は、ある時期から様々な理由によって、あまり使われなくなったのかもしれないですが、あらためて捉えると、これらの色には様々な可能性が眠っていると感じています。
日本の伝統色とは、日本の長い歴史の中で日本人の感性が紡ぎ出した色で下記の特徴があります。
・先史以来の四季の移ろいが、色名になっている。
・王朝の雅が色名になっている。
・先達の日々の生活の営み、生活の文化が色名になっている。
日本の伝統色
●色の意味
日本の伝統色は、歴史と文化、そして自然を味わうための最適なコンテンツだと考えています。きれいという感性だけではなく、色の奥にある「意味づけ」を味わうことが大切です。
基礎的な知識として、基本色彩語と4つの色名分類(二次元的色彩語・技術的色名・文学的色名・商業的色名)があります。日本の歴史と文化の中での先達と色との係り方が分かり、そこに意味が感じられます。
色の好みは、個人によりまちまちですが、好き・きれいという感性だけでなく、今まで伝わってきた物語として感じると、好みに意味づけが加わるかもしれません。
●色のとりあわせ
赤・紫・青・緑・黄・茶・黒白・金銀・多色等、各種の色系の配色によって、神社や外構等・室内装飾の建築、和服、陶磁器、日本画、和菓子の色のとりあわせが表現されています。その色のとりあわせには不思議な魅力があります。
考察
日本の伝統色に触れ、日本の伝統色を知り、日本の伝統色から創造し再構築することで、歴史により積む上げられた意味づけを感じ取ることができると思います。
AIのジェミニさんとの対話で、日本の伝統色についてもっと深い視座が分かりましたので、ご紹介いたします。
1.日本の伝統色を祈りと自然の翻訳としてとらえる
・日本の伝統色の多くは、植物や自然現象から名付けられている。
・これは、先達が自然界に見出した一瞬の美を留めたいという祈り。
2.季節をまとうことで感じる『安堵』
・平安時代の「重ね色目」に見られるように、日本人は季節を先取りし、装いに取り入れることで自然との調和を図ってきた。
・色の名前を呼ぶだけで、失われた季節感や心の安らぎ(安堵)を取り戻せた。
3.デジタル空間での「和色(伝統色)」の効能
・原色ではなく「彩度を抑えた伝統色」を使うと目に優しい。
(パラーツ×Gemini)
あとがき
base 現代デザインにマッティング・パラーツの想いの色
日本の伝統色や伝統模様、一見、デザインが難しく感じてしまうかもしれませんが、実は、クオリティが高く現代デザインにマッチしている例はたくさんあります。
パラーツの想いの色の例を紹介いたします。今まで、勝色をベースにして、朱色・白・グレーをパラーツの想いの色と位置付けていましたが、ジェミニさんとのやりとりで言霊を決めて、ジェミニさんからの「色は目に見える言霊」という示唆から、言霊を色に変えて納得です。やはり、色・色名・色と色名の意味がとても大切だと感じました。とても素敵な和色と出会えました。
尊厳:深紫(ふかむらさき)
権威:黄櫨染(こうろぜん)
真理:瑠璃(るり)
至誠:深縹(こきはなだ)
養正:若竹色(わかたけいろ)
安堵:生成り(きなり)
利民:黄金(こがね)
(パラーツ×Gemini)
参考文献
参考図書 福田邦夫:すぐわかる日本の伝統色改訂版 東京美術 2011.08.30
参考図書 下中直人:とりあわせを楽しむ 日本の色 平凡社 2009.09.17
