こんにちは、パラーツの鈴木です。
本日は、稲盛和夫さんの京セラフィロソフィから引用しながら、本質について説明いたします。
はじめに
私は、本質を注意深く見極めて行動するように心掛けているつもりですが、なかなか難しいものです。ただ、本質を理解して活動をしないと、しっかりとした成果がでなく無駄が多いです。
技術者は、課題となる事柄を現実化したり、課題解決することが業務ですので、正解にたどり着く最良で最短の手段を選択します。その時にできる限り本質を理解しながら、雰囲気に流されずに、自分自身でしっかりと考えて進めるものだと考えています。
ものごとの本質を究める 京セラフィロソフィより
「私たちは一つのことを究めることによって初めて真理やものごとの本質を体得することができます。究めるということは一つのことに精魂込めて打ち込み、その核心となる何かをつかむことです。一つのことを究めた体験は、他のあらゆることに通じます。(中略)
いったんものごとの真理がわかるようになると何に対しても、またどのような境遇に置かれようと、自分の力を自由自在に発揮できるようになるものです。(中略)
・本質を究められるようになる方法
1.完全主義を貫く
2.真面目に一生懸命仕事に打ち込む
3.地味な努力を積む重ねる
・物事を究めれば万般に通ず
・不変の人格は仕事に打ち込む中でつくられる
・人格とは固定的ではなく変化する(後略)」 (京セラフィロソフィより)
考察
私の今のワークは、11年強の建築設計事務所で修業で設計・監理という業務に打ち込んで極めてきたことの延長だと思っています。自分が、なぜ業務で壁にぶつかると修業時代の感覚に戻るのかが分からなかったのですが、稲盛和夫さんのこの示唆で納得しました。
私の人生は修業から入りましたので、ぶち当たった壁の数と乗り越えた壁の高さは、普通よりはたくさんあると思いますので、その度に応用と補強をしてきたように感じています。そこで何となく、技能(スキル)を得てきたのかもしれません。
まとめ
base 一つのことを究める
修業の機会に恵まれないとなかなか難しいと思いますが、「万般(ばんぱん)」:すべての物事に通ずる技能(スキル)を得るためにも、一つのことに精魂込めることは重要だと思います。
参考文献等
参考文献 稲盛和夫:京セラフィロソフィ サンマーク出版 2014.06.10