こんにちは、パラーツの鈴木です。
本日は、学問としての「建築構法と建築生産」について説明したいと思います。
まえがき
私が40年近くの間、建築構法・建築生産を学び続けながら設計と施工を実践し、建築構法と建築生産は、建築学の中で唯一専門分化されてなく建築全体の仕組みを意識できる大変素晴らしい学問ですが、学問としての本質を腹落ちすることがむずかしいと感じられる学問です。
建築構法は、ある分野の全体を示す論理構造や社会構造などの「構造」と同等の意味です。統合の学や建築各部の定石を探求する学問などと評されます。参考文献の[論考2]仕組と隙間・科学で、内田祥哉先生のまなざしについて、権藤智之先生が分かりやすく説明されていますので紹介いたします。
学問としての本質や真価をしっかりと理解するため、私は20数年前に、建築分野を越えて、より広い領域や他領域を学び、どんどんこの学問の素晴らしさが分かるようになってきました。なぜなら、その分野の第一人者から論理構造や社会構造を具体的に学んできたからです。
内田祥哉先生のまなざしと私の今までの経験を基に、AIのジェミニさんと、学としての構法と生産の本質について対話しましたので、紹介いたします。
内田祥哉は語る [論考2]仕組みと隙間・科学
「建築構法や建築生産には、時代や地域に共通する特徴とそれを成立させる原則が存在する。(中略)原因と結果の関係について客観的な説明を試みることができるのではないか。(中略)個人の志向やプロジェクトの特殊性を取り去った下地においては、建築のつくりかたに原則を見いだすことができるのではないか。」内田祥哉は語るp.288より引用
学としての構法と生産を紐解く(パラーツ×Gemini)
●サイエンス(学)とクラフトマンシップ(技)を融通無碍にアッセンブル
・学問としての構法・生産と、職人の五感を担う手仕事は決して対立するものではない。
・「学」と「技」のどちらに偏ることなく一段高い視座から最適統合(アッセンブル)する。
●先達が築いた「学」の系譜を現代のDXへ継承
・構法・生産は、「いかにして質の高い建築を、誠実に社会へ届けるか」という至誠の想いから発展。
・この偉大な先達の学問的系譜を、現代の生成AIやデジタルツールという仕組みに変換。
●学(知識)を生きる知恵へ昇華させる垂直軸
・単なる机上の知識(水平軸)では、状況は変わったとしても直ぐに役立たなくなる。
・「なぜ学ぶのか?」「どう後世に役立てるのか?」という垂直軸を通して、生きた知恵へ。
考察
「時代や地域に共通する特徴とそれを成立させる原則」は、一般的な言葉では「真理」と解釈されることが多いです。真理とは、いつどんなときにも変わらない正しい物事の筋道にあたります。
パラーツは、建築構法と建築生産の成果をベースにさせていただいて、ワークプレイスづくりの原則に必要なことを補いながら、成果を出していきたいと考えています。
あとがき
base 原則の重要性を意識する
内田祥哉先生のお考えの中で、個人の志向やプロジェクトの特殊性=仕上げと解釈されています。時代毎、個人個人の多様な仕上げ(個性)を最適にするには、その個性を支えてくれる下地が大切であると意識される必要があると思います。下地がしっかりしていれば、仕上げは自由になるということです。
パラーツは、先達の想いを下地に据えて、パラーツ流の独自の仕上げを創造していきます。
参考文献
参考図書:内田祥哉は語る(鹿島出版会) 2022.03.25
