インテグリティ(用語)

こんにちは、パラーツの鈴木です。本日は、インテグリティについて説明いたします。

はじめに

私が、パラーツの事業の中で最も大切にしている価値観は、インテグリティです。本日は、バックミンスター・フラーとP.F.ドラッカーの例を示しながら、インテグリティの大切さをお伝えします。

インテグリティとは、誠実さ・真摯さ・高潔さなどの概念を表す言葉です。インテグリティという言葉は、一貫性があり、インテグレート(統合)されていて、誠実であることで、基本的な一人の人格の土台と言われることも多いです。判断基準として、何が正しいかを真摯に考えることで、単なるお金儲けをすることではありません。

参考:バックミンスター・フラーによる詩

アメリカの建築家・構造家・数学者・詩人と評されるバックミンスター・フラーの詩の中では、
インテグリティの重要性を表現しています。
バックミンスター・フラーは、宇宙船地球号の提唱者です。

「人間の誠実さ(インテグリティ)とは、
 個人に常に内在する神聖なマインドが理解する、
 「すべての真実、そして真実にのみ」調和し、
 イニシアティブをとるのかどうか、
 他者を支えるのかどうか、
 他者と協力するのかどうかを自己決定する、
 妥協のない勇気である。

 人間が宇宙船地球号に存続して包括的に繁栄するのかどうかは、
 もっぱら個人の誠実さ(インテグリティ)に依存しているのであり、
 政治と経済のシステムに依存しているものではない。

 宇宙論的に人類の存在理由が問われてきた-

 宇宙の発明した人類は、発明に要した時間に値するのだろうか?

-1983.02.14 バックミンスター・フラー

参考:マネージャーが持っていなければならない資質

P.F.ドラッカーは、【エッセンシャル版】基本と原則に、マネージャーが持っていなくてはならない資質として真摯さ(インテグリティ)の重要性をあげています。

真摯さ(インテグリティ)を絶対視して、はじめてまともな組織といえる。それはまず、人事に関わ る決定において象徴的に表れる。真摯さ(インテグリティ)は、とってつけるわけにはいかない。すでに身についていなければならない。ごまかしがきかない。ともに働く者、特に部下に対しては、真摯(インテグリティ)であるかどうかは二~三週間でわかる。無知や無能、態度の悪さや頼りなさには、寛大たりうる。だが、真摯(インテグリティ)さの欠如は許さない。決して許さない。彼らはそのような者をマネージャーに選ぶことを許さない」

真摯さ(インテグリティ)よりも、頭のよさを重視する者をマネージャーに任命してはならない。」

この一文でインテグリティの重要性がよく良く分かり、納得です。

考察

誠実さや人格の土台と言われるインテグリティを磨いて、より良い人生を送り、社会に貢献するためにどうしたら良いか?それは、本当に正しいか?ということを見極めることは難しいと思いながらも、真剣に検討し、その時点で正しいと判断する必要がる事柄の本質を積み上げていくと、きっと、それぞれが理想とする本質的な活動をすることだと考えています。

まとめ

base インテグリティ=大切な資質を意識する

別の記事コンテンツで参考にさせて頂いた以下のカイゼンベースさんの動画で、プロジェクト・マネジメントにとっても、インテグリティがもっとも大切と説明されています。リーダー的存在には欠かせない資質です。

参考動画:カイゼンベース プロジェクト・マネジメントに求められる留意点

参考HP:カイゼンベース

参考文献等

参考文献 ジェイ・ボールドウィン:バックミンスター・フラーの世界 美術出版社 2001.11.15

参考文献 P.F.ドラッカー:【エッセンシャル版】マネジメント 基本と原則 ダイヤモンド社 2011.04.11

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管理人

●名  称:パラーツ計画技術研究所
●名  前:代表 鈴木邦彦
●生年月日:1961年生まれ
●専  門:建築構法・建築生産
●資格 等:一級建築士
      監理技術者
      工学修士
      儀礼本科修了
      茶道文化検定

●ブログ運営の目的
第一の人生で、縁をいただいた専門・組織・分野での貴重な実務経験と、自ら行なってきた学びを基に、ワークプレイスの技術でしっかり成果を出して、後進や社会に貢献したいと考え創業したパラーツ計画技術研究所のブログです。
このブログで、安心とゆたかさに関連する事の基本的な考え方とやり方を伝えていき、『ワーカーのための論理的な基盤』の一翼を構築し更新することを目的にしています。

●学歴・職歴
1987年 明治大学大学院博士前期課程修了
1987年-1997年 建築士事務所
1997年-2002年 機械土木系事業会社
2002年- インテリア・什器系事業会社
2022年- パラーツ計画技術研究所
・「建築・都市・土木・インテリア」という多様な領域の実務経験
・「開発・設計・監理・管理」という幅広い領域の実務経験

●実績・執筆(共著)
・群居29 特集X年目のすまい
・SD別冊25 近未来実験集合住宅NEXT21 「部品3パート」
・コンバージョン[計画・設計]マニュアル 「サブシステム・インフィル」
・インテリアプランナー更新講習テキスト 「ワークプレイスのリ・デザイン」
・インテリアプランナー更新講習テキスト 「New NormalとWorkplace」

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