こんにちは、パラーツの鈴木です。本日は、ドラッカーの「仕事と労働」について説明いたします。
はじめに
働くの意味は、生活のための糧を得ることをクリアした上で、例えば、マズローの五段階欲求説のように、社会的欲求⇒承認欲求⇒自己実現欲求という精神的欲求を満たしたいのですが、現実には、さまざまなハードルがあり厳しい時もあると思います。
ドラッカーによる、働くを構成している「仕事」と「労働」の根本的に違いとそれぞれに違ったマネジメントが必要だという示唆は、たいへん大きな学びになります。私も少しづつ実践していきますので、参考にしてください。
参考講義:ピーター・ドラッカー 仕事と労働
(講師:中川先生)
●前提
・仕事と労働は根本的に違う。そして、それぞれにマネジメントが必要。
・この2つは、ある意味でアウトプットとインプットと捉えることができる。
●仕事とは?
・誰かの望みのために果たされるべきもので、客観的に存在するもの。
●労働とは?
・人間の活動、主観的・認識的に捉えられるもの。
●仕事のマネジメント(ステップ的に管理すべきもの)
Step1:果たすべき仕事内容を分析する。
Step2:職務をデザインする。
Step3:管理の方法をデザインする。
●労働のマネジメント
①物理的次元:身体状態に気を使いケアをする。
②心理的次元:心理状態に気を使いケアをする。
③社会的次元:関わり合いや社会的意味をケアする。
④経済的次元:収入についてケアをする。
⑤政治的次元:権力と立場についてケアをする。
参考動画:ピーター・ドラッカー 仕事と労働
考察
ライフワークという概念があります。自分の人生を捧げて取り組む労働や生涯にわたって取り組む事で、本人が天職だと納得して自己実現の過程と成果のような概念ですが、私は、ドラッカーの定義している「労働」の究極は、このライフワークではないかと思っています。
私のライフワークは、パラーツの活動そのものですので、自分自身で活動していると、ドラッカーのいう「労働のマネジメント」の価値がよく分かります。
まとめ
base 自分自身のライフワークと出合う
後進や社会に貢献するためには、「労働のマネジメント」を行う「ライフワーク」が必須だと感じています。これは自分自身から出てくる自己実現欲求から決めることですから、しっかりと検討して決めていくことをお勧めします。
少しづつ、楽しくライフワークをする方が増えることで、社会は活気づいてくると思っています。
参考図書等
参考図書 P.F.ドラッカー:【エッセンシャル版】マネジメント 基本と原則 ダイヤモンド社 2011.04.11