こんにちは、パラーツの鈴木です。
本日は、ドラッカーが説いている「マネジメントの技能」について説明いたします。
まえがき
マネジメントについて、11回にわたり記事コンテンツを書いてきましたが、深く意識しないで毎日過ごしていると、マネジメントの役割すら曖昧になってきてしまうのではないかと感じています。
ドラッカーが、マネジメントの技能(スキル)という視点で教えてくれていることは、とても納得感がある内容です。こんなシンプルなことなのです。
参考講義:中川先生と読むドラッカー
(講師:中川先生)
●トップマネージャーに要求される技能は3つしかない
①意思決定の技能
②コミュニケーションの技能
③管理の技能
●意思決定の技能とは
・何が問題か明確にする。
・代替案&案に対する見解を十分に洗い出す。
・決定をする。
・結果を吟味し、是正する。
●コミュニケーションの技能
・対象に応じた「ことば」と「手段」を用いること。
●管理の技能
・単純な手段で、正しく測定し、効果的であるべし。
・鉄則! 複雑にしたり、管理が面倒になると組織は機能しなくなる。
考察
私は、マネージャーというリーダーがやるべきことは、複雑な事柄をできる限り抽象度が高く、かつシンプルにすることだと思っています。なぜなら、複雑で具体的なことは誰でもできる事柄で、リーダーがやるべき事柄ではないからです。
複雑にしない、面倒にしないが鉄則だと思います。
あとがき
base 役割ごとに必要な技能(スキル)を明確にする
優れた技能(スキル)の組み合わせが、優れた成果となるのは必然的なことです。役割ごとに必要な技能(スキル)を明確にしていけば、その組み合わせの成果は、徐々に良くなっていきます。