言葉と文節の定義

こんにちは、パラーツの鈴木です。本日は、「言葉と文節の定義」について説明いたします。

はじめに

パラーツは、言葉の定義には最大限の配慮をしています。なぜなら、言葉の定義が曖昧のままで情報のやりとりをしてしまうと、内容を正確に伝えやりとりを深めることができなくなると考えるからです。

言葉には、様々な意味があります。文脈ごとに仮でも良いので関係者に共通する定義をベースにしないといけないと考えていますが、この事柄を理解されていない場合があります。

文章の構成要素である文節(paragraph)はパラーツの一つのテーマであるため、一つひとつ大切に積み上げていきたいと考えています。

言葉に関する定義

辞典等の定義のポイントをまとめると以下のようになります。「定義」の意味も記載いたします。

●言葉の定義(ひとつの言葉には様々な意味がある)

・人が声を出して言ったり文字に書いて表したりする意味のある表現。
・音声や文字によって、人の感情・思想を伝える表現法。言語。
・文の構成要素をなす部分。=単語。

●単語の定義(ひとつの単語にも様々な意味がある)

・文法上、意味・機能をもった最小の言語単位。

●用語の定義(特定分野で使われるの言葉等)

・使用されている字句や言葉。特に、ある分野で用いられる言葉。

●定義の意味について

・概念の内容や用語の意味を正確に限定すること。
・物事の意味・内容を他と区分できるように、言葉で明確に限定すること。

●文節の定義 paragraph

・日本語の言語単位の一つ。文の構成要素で、文を実際の言語として不自然でない程度に最小に句切ったときに得られるもの。

参考HP コトバンク・言葉
参考HP コトバンク・単語
参考HP コトバンク・用語
参考HP コトバンク・定義
参考HP コトバンク・文節

第一人者による、「言葉」に対する示唆

若松英輔さんによる

「(中略)自分にとって得になる、特にならないという視点ではなく、今の自分には火急的に必要なわけではないが、これから生れて来る者たちにとって非常に大事になるだろう言葉を読む。そうした言葉を読み継ぎ、さらには語り継いで行く。このことはじつに意味深い、誇り高い営みではないでしょうか。言葉は、おそらく人間がこの世に遺し得る、もっとも豊かな遺物の一つなのです。」
(100分de名著 代表的日本人 NHKテキスト p.113より)

出口汪さんによる

「論理は、自分の考えや思いを正確に使えるということだけでなく、あらゆる知的活動に必要不可欠なものです。
 先人たちの知恵は、論理という手段で伝えられているからこそ、時を経て、現代の私たちに理解されるのです。私たちの新しい知恵も、論理という手段によるからこそ、国境を超えて世界中の人たちに伝えることができますし、後の時代の人たちにも伝えることができるのです。論理という武器を手にするということは、そうした広大な知の泉にいつでもアクセスできるということなのです。」
(マンガでやさしくわかる 論理思考 p.253)

考察

言葉を筋道立てて使うことはとても重要なことです。ここをしっかりとやらないと「頭の使い方」と「ものの考え方」に影響すると言われています。
成果を出すためには、言葉と文節、そして論理をしっかりと意識して進めるべきだと思います。

まとめ

base 単語の定義を決める

このパラーツ・ブログで用いている単語で、意味の曖昧なものはほとんどないと思います。なぜなら、ニュアンスが曖昧な単語は出来る限り調べて問題ないことを確認した上で書いているからです。

パラーツ・ブログは「基盤の創造」を目標にして書いていますので、曖昧な言葉が使用しません。

言葉の定義を大切にしていると、物事の意味の積み上げが出来るようになるので、それまで曖昧に捉えていた言葉の内容がはっきりしてくるので、新たな発見に出合えると感じています。

参考文献等

参考文献 内村鑑三・若松英輔:100分de名著 NHKテキスト 201601

参考文献 出口汪:マンガでやさしくわかる 論理思考 日本能率協会マネジメントセンター 2014.03.30

参考文献 出口汪:論理エンジン 論理の習得OS1 水王舎 2016.02.01

基準・標準
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管理人

●名  称:パラーツ計画技術研究所
●名  前:代表 鈴木邦彦
●生年月日:1961年生まれ
●専  門:建築構法・建築生産
●資格 等:一級建築士
      監理技術者
      工学修士
      儀礼本科修了
      茶道文化検定

●ブログ運営の目的
このブログは、私の今までの人生の中で、縁を頂いた専門・組織・分野での貴重な実務経験と自ら行なってきた学びを基にして、ワークプレイスに関連する技術的成果を出して後進や社会に貢献したいという想いで創業した、パラーツ計画技術研究所のブログです。
このブログは、各分野の先達や第一人者の成果も引用させて頂きながら「安心とゆたかさ」に関連する基本的な実践方法を伝え、ワークプレイスの技術に関する論理的な基盤の一要素を構築することを目的にしています。

私の専門は建築・建築構法ですが、このブログの記事コンテンツは建築以外のこともたくさんアップしています。その理由は、建築は目的ではなくワークプレイスを構築するための手段だからです。
目的は、読者の方々に活用して頂いて、身らのより良い成果を出すための基盤として頂くことです。健康と強みを育みながら、社会と後世に貢献して頂きたいです。歴史と伝統を正しく理解し大切にして、長く愛されるものづくりを続けるための記事コンテンツをアップしていきますので、役立てて頂けると幸いです

●学歴・職歴
1987年 明治大学大学院博士前期課程修了
1987年-1997年 建築士事務所
1997年-2002年 機械土木系事業会社
2002年- インテリア・什器系事業会社
2022年- パラーツ計画技術研究所
・「建築・都市・土木・インテリア」という多様な領域の実務経験
・「開発・設計・監理・管理」という幅広い領域の実務経験

●実績・執筆(共著)
・群居29 特集X年目のすまい
・SD別冊25 近未来実験集合住宅NEXT21 「部品3パート」
・コンバージョン[計画・設計]マニュアル 「サブシステム・インフィル」
・インテリアプランナー更新講習テキスト 「ワークプレイスのリ・デザイン」
・インテリアプランナー更新講習テキスト 「New NormalとWorkplace」

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