建築保全について

こんにちは、パラーツの鈴木です。本日は、「建築保全」について説明いたします。

はじめに

ストック活用・リノベーション・建築再生など、既存ビルを活用して、現代のニーズに即した建物に更新していこうという風潮は、十数年前から言われています。建物が余っている現状では、まず「保全」という考え方をしっかりと把握して、建物やワークプレイスのライフサイクルを見据えて、どのような考え方で向き合い更新していくのかが重要と感じています。

保全とは?

一般的な定義

辞典等の定義のポイントをまとめると以下のようになります。

・保護して安全であるようにすること。
・保護して安全を守ること。

参考HP コトバンク・保全

国土交通省による「建築保全」の定義(官庁施設の例)(HPより転記)

「保全」とは、建物が完成してから取り壊されるまでの間、性能や機能を良好な状態に保つほか、社会・経済的に必要とされる性能・機能を確保し、保持し続けることを言います。

補修と改修の考え方も含めて説明されています。

参考HP 国土交通省・官庁営繕官庁営繕・官庁施設の保全

(建築)保全の知識(用語集)

一般財団法人 建築保全センターにより、保全の知識(用語集)が示されているため参考となります。

参考HP 一般財団法人 建築保全センター・保全の知識(用語集)

まとめ

有機物である人間が、老化するのと同じ様に無機物も古くなります。建築やワークプレイスの性能や機能を延々と良好な状態に保つことは無理がありますが、一番最適な期間と性能や機能のレベルを見極めていくことが重要であると感じています。

保守・ケア・保全
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管理人

●名  称:パラーツ計画技術研究所
●名  前:代表 鈴木邦彦
●生年月日:1961年生まれ
●専  門:建築構法・建築生産
●資格 等:一級建築士
      監理技術者
      工学修士
      儀礼本科修了
      茶道文化検定

●ブログ運営の目的
このブログは、私の今までの人生の中で、縁を頂いた専門・組織・分野での貴重な実務経験と自ら行なってきた学びを基にして、ワークプレイスに関連する技術的成果を出して後進や社会に貢献したいという想いで創業した、パラーツ計画技術研究所のブログです。
このブログは、各分野の先達や第一人者の成果も引用させて頂きながら「安心とゆたかさ」に関連する基本的な実践方法を伝え、ワークプレイスの技術に関する論理的な基盤の一要素を構築することを目的にしています。

私の専門は建築・建築構法ですが、このブログの記事コンテンツは建築以外のこともたくさんアップしています。その理由は、建築は目的ではなくワークプレイスを構築するための手段だからです。
目的は、読者の方々に活用して頂いて、身らのより良い成果を出すための基盤として頂くことです。健康と強みを育みながら、社会と後世に貢献して頂きたいです。歴史と伝統を正しく理解し大切にして、長く愛されるものづくりを続けるための記事コンテンツをアップしていきますので、役立てて頂けると幸いです

●学歴・職歴
1987年 明治大学大学院博士前期課程修了
1987年-1997年 建築士事務所
1997年-2002年 機械土木系事業会社
2002年- インテリア・什器系事業会社
2022年- パラーツ計画技術研究所
・「建築・都市・土木・インテリア」という多様な領域の実務経験
・「開発・設計・監理・管理」という幅広い領域の実務経験

●実績・執筆(共著)
・群居29 特集X年目のすまい
・SD別冊25 近未来実験集合住宅NEXT21 「部品3パート」
・コンバージョン[計画・設計]マニュアル 「サブシステム・インフィル」
・インテリアプランナー更新講習テキスト 「ワークプレイスのリ・デザイン」
・インテリアプランナー更新講習テキスト 「New NormalとWorkplace」

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