こんにちは、パラーツの鈴木です。本日は、建築保全についてご説明したいと考えております。
はじめに
ストック活用・リノベーション・建築再生など、既存ビルを活用して現代のニーズに即した建物に更新していこうという風潮は十数年前からいわれていると感じています。建物が余っている現状では、まず「保全」という考え方をしっかりと把握して、建物やワークプレイスのライフサイクルを見据えて、どのような考え方で向き合うかが重要と感じています。
保全とは?
一般的な定義
辞典等の定義のポイントをまとめると以下のようになります。
・保護して安全であるようにすること。
・保護して安全を守ること。
参考HP コトバンク・保全
国土交通省による「建築保全」の定義(官庁施設の例)(HPより転記)
「保全」とは、建物が完成してから取り壊されるまでの間、性能や機能を良好な状態に保つほか、社会・経済的に必要とされる性能・機能を確保し、保持し続けることをいいます。
補修と改修の考え方も含めて説明されています。
(建築)保全の知識(用語集)
一般財団法人 建築保全センターにより、保全の知識(用語集)が示されているため参考となります。
参考HP 一般財団法人 建築保全センター・保全の知識(用語集)
まとめ
有機物である人間が老化するのと同じ様に無機物も古くなります。建築やワークプレイスの性能や機能を延々に良好な状態に保つことは無理ですが、一番最適な期間と性能や機能のレベルを見極めていくことが重要であると感じています。