こんにちは、パラーツの鈴木です。
本日は、御茶の水美術専門学校の「デザインアート思考」について説明いたします。
はじめに
このデザインアート思考は、3年程前に公益財団法人 建築技術教育普及センターからの依頼で、第7期 インテリアプランナー更新講習テキストを執筆している時に、今後のワークプレイスに求められる新たな価値を創造する技術として最適な思考方法は何かと考えていて、かなり時間をかけて探した思考方法です。
この動画を見て、ピンと来て、書店で書籍を購入して、じっくり読んで納得しました。
クリエイティブをロジカルに行うから賛同者を集めやすいこと、クリエイティブを感覚的ではなくロジカルに行うから、誰にでもできるというのが気に入ったポイントです。
参考講義:御茶の水美術専門学校_デザインアート思考
(御茶の水美術専門学校 服部元校長他)
●デザインアート思考のはじまり
・円滑なコミュニケーションが取れるように、感覚的な表現ではなく論理的な方法を取ったもの。
・感覚的な教育では、質の高い教育にはならない。
⇒学生が理解しやすく、学生自身が再現できる教育が必要。
●アートの定義
・アートは、課題発見が役目。
・アートは、アーティストが自分で思ったこと感じたことを表現する。
・アートには、警鐘を鳴らす役割がある。
●デザインの定義
・デザインは、課題解決が役目。
・アートで発見した課題を解決する。
●クリエイティブで一番重要なこと
・ビジョン:自分のビジョンを大切にすること。
●デザインアート思考の価値
・デザインアート思考は、刺激を与えてくれる。
・純粋な気づきであるインサイトが重要だと気づかせてくれる。
・日本で生まれたこと。
・デザインアート思考は、チームで使い多様性を認め合うもの。
・創造は特別な行為ではなく、誰にでもできる行為であることに気づく。
参考動画:御茶の水美術専門学校_デザインアート思考
考察
建築の設計行為は、私の経験上の感覚では、敷地条件や法的条件等の厳しい条件があるため、自由になる部分が少ないことから、感覚的に判断する傾向が強かったのかもしれないと感じています。
そんな建築界でもデザインアート思考は有効だと思いますし、制限の少ないプロダクトの世界での創造で、多様性を認めながら創造する思考法として、最適な思考法だと考えています。私自身もこの方法で、これから創造活動を行っていきますので、皆さんの創造活動にも活かして頂けると幸いです。
まとめ
base ロジカルな創造で、誰にでもできる
創造行為をロジカルに行い、誰にでもできるという説明はなかなか無いと思います。皆さんの創造方法の参考にして頂けると幸いです。
参考文献等
参考文献 OCHABI Institute:デザインアート思考 翔泳社 2021.02.03