こんにちは、パラーツの鈴木です。
本日は、「禅文化 瓦が語る仏教伝来」と題して、駒澤大学禅文化博物館の瓦の物語を説明いたします。駒沢大学の禅文化歴史博物館の所蔵資料です。
まえがき
仏教公伝(ぶっきょうこうでん)の有力説は、古墳時代・大和時代の538年(日本書紀によると宣化(せんか)三年)です。飛鳥時代の50年程前になります。
この前後から、中国や朝鮮から伝わってきた瓦です。素敵なデザインです。
参考講義:「資料紹介」蓮華(れんげ)文が装飾された軒瓦
●瓦
・瓦の種類:平瓦・丸瓦・軒瓦(丸瓦の先端)
●東アジア共通のデザイン
・中国、朝鮮半島、日本の蓮華文が装飾された軒瓦が展示されている。
⇒仏教伝来を伝える資料(仏教伝来の中身は多様)
●蓮華(れんげ)
・泥の中で清浄な花が咲く。
⇒穢れの中でも変わらない仏の教えの象徴。
・仏教では、たいへん好まれる文様。
●技術と人の流れ
・製作技術の伝播をたどることで東アジアをめぐる仏教伝来と、それに伴う様々な技術や人の流れを知ることができる。
参考講義:「資料紹介」瓦が語る仏教伝来
考察
私の子供の頃は、瓦の家の方が多く豪華というイメージでしたが、瓦はほとんど使われなくなって来ているように感じます。時代の移り変わりと共に、瓦を使うと家の上部が重くなり地震の影響を受けやすいことも影響していると思われます。
技能を持った人、技術の伝播が伝来ということに共感しました。
あとがき
base 技能と技術の継承
技能は、人から人へ、直接又は媒体を通して伝えない限り無くなります。
後世に必要となる技能は、継承した方が得策です。
〇技能・技術:「技能(スキル)と技術の違い」
参考文献
参考図書 国史教科書編纂員会:国史教科書 第7版 PHP研究所 2024.07.15
