こんにちは、パラーツの鈴木です。
本日は、Kindle出版の第二弾で執筆している「現場哲学」について説明いたします。
まえがき
建築現場でのワークプレイスづくりを行う上で、例えば、現場叩き上げで現場のことを知り尽くしている職人風の方がまとめるのが良いのか、それとも現場経験があまりないけれども理論に徹した方がまとめる方が良いのかは、ケースバイケースだと思います。
ただ、ひとつ言えることは、今の現場の現状に一番即した方法を適用することが良いことは事実だと思います。簡単に言うと、現場を客観的に良く観察して、最適な方法を導き出すということです。
私は、それが現場哲学だと思っています。ただ、専門の研究者で無い限り簡単には導き出すことができないため、他分野の成果を建築に応用して、現場ごとに精査していくことが良いと考えています。
現場哲学・哲学
●現場哲学とは?
・現場の具体的な活動等に哲学的な視点を取り入れ、そこから得られる洞察や学びを深めていくこと。
・既存の理論や概念に捉われないで、現場で実際に起こっていることをありのままに観察して、新たな意味を導きだそうとすること。
・哲学的な問いにより、現場で起こっている課題等の本質が見えてくる。
(Google検索・「現場哲学とは」)
●哲学とは?
・「なぜ?」という問いで、物事の根本や本質を深く考えること。
(Google検索・「哲学とは」)
・真理を探究する知的営み、また、知的探求を方法的に進めるための学問。
(weblio)
・常識とは何かを言葉で埋まる作業
〇哲学とは:「哲学を学ぶ意義を考える」
考察
基本的に、同じ場所で同じ人が生産をする製造業と異なり、建築現場は、場所も体制もどんどん変わっていきます。高齢でリタイヤする方、新人で業務をはじめたばかりの方等で色々です。
経営的な視点、生産の効率化という視点での柱となる大きな指針があるかというと、たぶん明確には示されないで、以下のような制限等で進めているのではないかと思っています。
・長年培ってきた製作・施工技術
・仕様をつかさどる建築基準法
・技術者の資格等をつかさどる建築士法
・建設工事の適正な施工等を確保する建設業法
・各社の特記仕様書等
・公的機関やメーカーの標準
あとがき
base 現場哲学を建築現場に!
今までの建築界の成果に感謝して、それを活かしながら、より良い現場哲学を創造する必要があると思っています。それがこの分野を承継させて頂いた私の役割で、きっと、関係者全員の為になると思っています。