競争力とは・ものづくり経営学

こんにちは、パラーツの鈴木です。
本日は「競争力」について、ものづくり経営学の視点から学びたいと考えています。

はじめに

主に製造業のものづくり経営学における競争力の概要を学んで、ワークプレイス構築の場合に応用したいと思い、書いています。

競争力には、大きく3つの競争力があり、ものづくりとしての組織能力の高さが問われるという内容です。基本、建築現場にも置き換えが可能です。

参考講義:競争力 ~選ばれる力~

(講師:藤本隆宏先生)

●前提

・企業は、競争をして選ばれる存在でなくてはならない。
・競争は、選ばれる力。

●3つの競争力

①収益力:企業が資本市場で選ばれる力。
②表(表層)の競争力:製品がお客様に選ばれる力。
③裏(深層)の競争力:現場が経営者に選ばれる力。

参考動画:競争力 ~選ばれる力~

考察

収益力は、ワークプレイス構築においては、設計と施工に関する市場からの総合的評価、ブランド力のようなニュアンスです。

表の競争力は、設計品質(デザインや提案内容)の高さです。
裏の競争力は、部材調達先と施工依頼先のクオリティと、管理能力です。

市場での評価が高まるようにするためには、表と裏の両方の競争力のアップが求められています。

まとめ

base ものづくり組織能力を高める

建築の場合は、工場での製品生産と異なり、ABCの工事という工事区分、重層的な組織構造となるため、プロジェクト毎の組織能力を高めることは難しいですが、課題を乗り越えて、組織能力をアップすることができれば、施主・設計者・施工者の三者にとって、三方良しだと思います。

構法・生産
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管理人

●名  称:パラーツ計画技術研究所
●名  前:代表 鈴木邦彦
●生年月日:1961年生まれ
●専  門:建築構法・建築生産
●資格 等:一級建築士
      監理技術者
      工学修士
      儀礼本科修了
      茶道文化検定

●ブログ運営の目的
このブログは、私の今までの人生の中で、縁を頂いた専門・組織・分野での貴重な実務経験と自ら行なってきた学びを基にして、ワークプレイスに関連する技術的成果を出して後進や社会に貢献したいという想いで創業した、パラーツ計画技術研究所のブログです。
このブログは、各分野の先達や第一人者の成果も引用させて頂きながら「安心とゆたかさ」に関連する基本的な実践方法を伝え、ワークプレイスの技術に関する論理的な基盤の一要素を構築することを目的にしています。

私の専門は建築・建築構法ですが、このブログの記事コンテンツは建築以外のこともたくさんアップしています。その理由は、建築は目的ではなくワークプレイスを構築するための手段だからです。
目的は、読者の方々に活用して頂いて、身らのより良い成果を出すための基盤として頂くことです。健康と強みを育みながら、社会と後世に貢献して頂きたいです。歴史と伝統を正しく理解し大切にして、長く愛されるものづくりを続けるための記事コンテンツをアップしていきますので、役立てて頂けると幸いです

●学歴・職歴
1987年 明治大学大学院博士前期課程修了
1987年-1997年 建築士事務所
1997年-2002年 機械土木系事業会社
2002年- インテリア・什器系事業会社
2022年- パラーツ計画技術研究所
・「建築・都市・土木・インテリア」という多様な領域の実務経験
・「開発・設計・監理・管理」という幅広い領域の実務経験

●実績・執筆(共著)
・群居29 特集X年目のすまい
・SD別冊25 近未来実験集合住宅NEXT21 「部品3パート」
・コンバージョン[計画・設計]マニュアル 「サブシステム・インフィル」
・インテリアプランナー更新講習テキスト 「ワークプレイスのリ・デザイン」
・インテリアプランナー更新講習テキスト 「New NormalとWorkplace」

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