こんにちは、パラーツの鈴木です。本日は、ものづくり経営学の「生産とは」を説明いたします。
まえがき
今までの記事コンテンツで、学としての構法と生産、生産と消費の定義、建築とワークプレイスの生産、個人の生産と消費、そして、ものづくり経営学のプロセス分析で、流れに着目した説明をしてきました。
〇建築構法・建築生産:「構法 学としての構法と生産から学ぶ」
〇生産・消費:「構法 生産と消費」
〇流れを読む:「プロセス分析・ものづくり経営学」
今回も、藤本隆宏先生の生産についての分かりやすい説明動画をご紹介いたします。
参考講義:生産とは
(講師:藤本隆宏先生)
●前提
・生産=設計情報の転写。
・生産は、物の変形という解釈ではなく、設計情報の転写と解釈している。
●ものづくり
・設計情報を創造し、媒体に転写すること。
●付加価値(生産の意味)
・設計情報を転写している時間=付加価値を生んでいる時間。
参考動画:生産とは・ものづくり経営学
考察
ものづくり経営学の考え方は、付加価値の流れという考え方です。
建築界やワークプレイス構築で、ものづくり経営学の設計情報に対応する建築の概念の「設計意図」の転写という意識をしっかりと持てているかというと、難しい面も多々あると思います。
転写のクオリティとプロセスの最適化です。
施工図チェックや調整等の最適化がポイントになると思います。
あとがき
base 生産という意識をもつ
建築現場は、りっぱな生産現場です。それも建屋自体を生産している現場です。ですから、ものづくり経営学等の生産マネジメント手法を応用することは有効だと思っています。