伝統的工芸品から学ぶ

こんにちは、パラーツの鈴木です。本日は、「伝統的工芸品」についての説明です。

はじめに

経済産業省のHPと一般財団法人伝統的工芸品産業振興協会のHPから、伝統的工芸品の世界観を感じることができますので、紹介いたします。

伝統的工芸品とは?

伝統的工芸品とは、伝統的工芸品産業の振興に関する法律に基づき、経済産業大臣の指定を受けた工芸品のことです。以下の5つの項目をすべて満たしています。

5つの項目
・主として日常生活の用に供されるもの
・その製造過程の主要部分が手工業的
・伝統的な技術又は技法により製造されたもの
・伝統的に使用されてきた原材料が主たる原材料として用いられ、製造されたもの
・一定の地域において少なくない数の者がその製造を行い、又はその製造に従事しているもの

伝統的工芸品産業の振興に関する法律の目的(e-GOV法令検索より転記)

第一条(目的)
この法律は、一定の地域で主として伝統的な技術又は技法等を用いて製造される伝統的工芸品が、民衆の生活の中ではぐくまれ受け継がれてきたこと及び将来もそれが存在し続ける基盤があることにかんがみ、このような伝統的工芸品の産業の振興を図り、もつて国民の生活に豊かさと潤いを与えるとともに地域経済の発展に寄与し、国民経済の健全な発展に資することを目的とする。

根拠となる法律:伝統的工芸品産業の振興に関する法律

経済産業大臣指定伝統的工芸品とは

(一般財団法人伝統的工芸品産業振興協会HPより)

・生活に豊かさと潤いを与える工芸品
・機械により大量生産されるものではなく、製品の持ち味に大きな影響を与えるような部分が職人の手づくりにより作られています。
・100年以上前から今日まで続いている伝統的な技術や技法で作られたものです。
・品質の維持や持ち味を出すために、主要な部分が100年以上前から今日まで伝統的に使用されてきた材料でできています。
・一定の地域において、ある程度の規模を形成してつくられてきたものです。

伝統的工芸品・歴史概論

原始時代から古代、中世、近世という時代ごとに、歴史的工芸品の歴史を学ぶことができます。

参考HP:伝統的工芸品産業振興協会・歴史概論

伝統的工芸品指定品目一覧

伝統的工芸品 業種別(PDF)
伝統的工芸品 都道府県別(PDF)
伝統的工芸品 指定順(PDF)

考察

私は、幼少の頃からものづくりが好きで、建築を志す前は伝統工芸士等の伝統工芸をつくる職人さんになりたいと思っていた時期があります。

伝統的工芸品の現状はたいへん厳しい状態だと思います。伝統的工芸品は、私たちのアイデンティティを育むきっかけを示してくれるものだと思いますので、大切にしたいです。

まとめ

base 伝統的工芸品と触れる

近くの伝統的工芸品の地域に出向いて、伝統的工芸品の世界観に触れてみると、ほっとすることがあって、ヒントとなるものに出会えるかもしれません。

伝統・文化
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管理人

●名  称:パラーツ計画技術研究所
●名  前:代表 鈴木邦彦
●生年月日:1961年生まれ
●専  門:建築構法・建築生産
●資格 等:一級建築士
      監理技術者
      工学修士
      儀礼本科修了
      茶道文化検定

●ブログ運営の目的
第一の人生で、縁をいただいた専門・組織・分野での貴重な実務経験と、自ら行なってきた学びを基に、ワークプレイスの技術でしっかり成果を出して、後進や社会に貢献したいと考え創業したパラーツ計画技術研究所のブログです。
このブログで、安心とゆたかさに関連する事の基本的な考え方とやり方を伝えていき、『ワーカーのための論理的な基盤』の一翼を構築し更新することを目的にしています。

●学歴・職歴
1987年 明治大学大学院博士前期課程修了
1987年-1997年 建築士事務所
1997年-2002年 機械土木系事業会社
2002年- インテリア・什器系事業会社
2022年- パラーツ計画技術研究所
・「建築・都市・土木・インテリア」という多様な領域の実務経験
・「開発・設計・監理・管理」という幅広い領域の実務経験

●実績・執筆(共著)
・群居29 特集X年目のすまい
・SD別冊25 近未来実験集合住宅NEXT21 「部品3パート」
・コンバージョン[計画・設計]マニュアル 「サブシステム・インフィル」
・インテリアプランナー更新講習テキスト 「ワークプレイスのリ・デザイン」
・インテリアプランナー更新講習テキスト 「New NormalとWorkplace」

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