伝灯と伝統

こんにちは、パラーツの鈴木です。本日は、「伝灯と伝統」について説明いたします。

はじめに

パラーツの大きなテーマは、日本の伝統と文化を大切にしながら、現代と未来の役に立つものを見出して伝えていき、それぞれのワーカーがアイデンティに気づき、育むきっかけ作りだと考えています。

そのような考え方をしている私でも、「伝灯」という言葉は認識していませんでした。先日、伝灯と伝統との違いを意識する機会を得ましたので、違いを説明したいと考えています。

伝灯と伝統

●伝灯

・前の時代の先人たちが作った善き物を受け継いでいくこと。
・何を遺すか、それがどのような伝灯になるかを考えることによって、生き方が変わる。

●伝統

・昔から伝えられる思想、風俗、習慣、様式、技術、しきたりなどのこと。
・規範的なものとして、昔から受け継がれてきた事柄。
・有形無形の風習等の精神的な面として、昔から受け継がれてきた事柄。

〇伝統:「伝統と文化、伝統文化と民俗文化財」

考察

伝灯は、狭義には、仏教の師から弟子へブッダの教えを伝えること、仏教以外の分野でも、師匠から弟子へ技術等を伝えること。「灯」を継承するという意味合いが強いように感じています。

広義の解釈でも、善き物を伝えるという、「善き物」と「伝」にポイントがあるのだと感じています。

伝統は、伝灯よりもっと広範囲に、受け継がれてきた物を客観的に捉えているようなイメージだと思います。

まとめ

base 伝灯を意識する

私たちの社会や文化は、日本という国土で先達が最大限に頑張って築いてくれた成果で成り立っています。

それを踏まえて、私たちが何を「伝灯」していくかが課題です。

伝統・文化・伝灯
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管理人

●名  称:パラーツ計画技術研究所
●名  前:代表 鈴木邦彦
●生年月日:1961年生まれ
●専  門:建築構法・建築生産
●資格 等:一級建築士
      監理技術者
      工学修士
      儀礼本科修了
      茶道文化検定

●ブログ運営の目的
このブログは、私の今までの人生の中で、縁を頂いた専門・組織・分野での貴重な実務経験と自ら行なってきた学びを基にして、ワークプレイスに関連する技術的成果を出して後進や社会に貢献したいという想いで創業した、パラーツ計画技術研究所のブログです。
このブログは、各分野の先達や第一人者の成果も引用させて頂きながら「安心とゆたかさ」に関連する基本的な実践方法を伝え、ワークプレイスの技術に関する論理的な基盤の一要素を構築することを目的にしています。

私の専門は建築・建築構法ですが、このブログの記事コンテンツは建築以外のこともたくさんアップしています。その理由は、建築は目的ではなくワークプレイスを構築するための手段だからです。
目的は、読者の方々に活用して頂いて、身らのより良い成果を出すための基盤として頂くことです。健康と強みを育みながら、社会と後世に貢献して頂きたいです。歴史と伝統を正しく理解し大切にして、長く愛されるものづくりを続けるための記事コンテンツをアップしていきますので、役立てて頂けると幸いです

●学歴・職歴
1987年 明治大学大学院博士前期課程修了
1987年-1997年 建築士事務所
1997年-2002年 機械土木系事業会社
2002年- インテリア・什器系事業会社
2022年- パラーツ計画技術研究所
・「建築・都市・土木・インテリア」という多様な領域の実務経験
・「開発・設計・監理・管理」という幅広い領域の実務経験

●実績・執筆(共著)
・群居29 特集X年目のすまい
・SD別冊25 近未来実験集合住宅NEXT21 「部品3パート」
・コンバージョン[計画・設計]マニュアル 「サブシステム・インフィル」
・インテリアプランナー更新講習テキスト 「ワークプレイスのリ・デザイン」
・インテリアプランナー更新講習テキスト 「New NormalとWorkplace」

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