こんにちは、パラーツの鈴木です。
本日は、稽古照今(けいこしょうこん)について説明したいと思います。
生活芸術・遠州流茶道を学ぶ
ある時期、生活の中に芸術を入れる価値を体験したいと思い、生活芸術の講義をされている儀礼文化学会に入会させて頂いて学ばせていただきました。
この学会の体験講座の中で、遠州茶道宗家道場にお邪魔して、13世家元様から、この稽古照今・綺麗さびのことを教えていただいたことがあります。漠然と、過去の優れたことを学びたいと考えていた時期ですので、素敵な学びをさせていただいたことに感謝しました。
そして、やはりヒントは、過去:「いにしえ」にあるのだと実感した瞬間でした。
稽古照今とは?
「いにしえを稽えて(かんがえて)、今に照らす」という意味で、遠州流HPには「先人たちが築き上げた伝統を正しく受け継ぎ、現代に生かして新たな創造を行う、という心です。」と説明をされています。
温故知新と似ているニュアンスですが、私には、稽古照今の方がしっくりときました。
「稽えて」がポイントと思っています。考えてとほぼ同義ですが、より吟味するという意味のようですので、私は「本質を感じて」と解釈しています。
綺麗さび(遠州流茶道の真髄)
綺麗さびが、動画で紹介されています。
小堀遠州・流祖以来440年という歳月が伝承されている、誰からも美しいと言われる客観の美・調和の美とされる素敵で品のある世界観を堪能してみてください。
参考動画:遠州流茶道 綺麗さびの世界
参考HP:遠州流茶道 綺麗さびの世界
いにしえに学ぶ
「稽えて」という言葉に加えて、古(いにしえ)という言葉にもしっくりときました。
辞書で「いにしえ」を調べてみると、「昔」という言葉のニュアンスと異なり、今と連続的に繋がる過去と解釈されていますので、その連続性にしっくりきたのかもしれません。
今と連続的に繋がっている「いにしえ」から学ぶことは、素敵なことだと感じています。
考察
遠州流茶道で稽古照今という言葉にであったときは、歴史全体を学ぶ意味については、深く理解することができていませんでしたが、小名木善行さんの「歴史を学ぶ本当の意味とは?」をみさせて頂いて理解できました。あらためて、過去:いにしえにヒントがあると感じました。
○歴史を学ぶ意義:「歴史を学ぶ意味を再考する」
参考動画:【歴史講座1】歴史を学ぶ本当の意味とは?(小名木善行)
まとめ
base 「いにしえ」を巡る
自分の好みに合う「いにしえ」が無い方はいないと思っています。意識して探していると素敵な「いにしえ」に出会えるかもしれません。じっくり探してみてください。