こんにちは、パラーツの鈴木です。
本日は、仏教の根本的な考え方であろう「苦を手放す」について考察したいと思っています。
まえがき
「苦」や「苦しみ」といわれると、精神的に追いつめられたり、身体的な怪我や病気になったり、身近な方に不幸なことがあったり等、様々なことを連想すると思いますが、仏教では、別の記事コンテンツで説明した一切快苦(いっさいかいく)や四苦八苦(しくはっく)等の考え方があります。
〇苦:「Zen 一切皆苦」
実は、この「苦」や「苦しみ」の考え方の根本に、私たちが日頃から気づいていないことがあるというのが、仏教の教えです。
それは、「苦」は自分の外側に原因があるのではなく自分の内側で自分が作り出しているという事実と、「苦」の概念の掴まえ方です。仏教では、「苦」の概念を思い通りにならないこと、現実と自分の勝手な思い込みから生じるギャップから発生するものと解釈されています。
大愚和尚さんが、苦を手放し明るく生きるための方法:仏教について、詳しく簡単に説明頂いていますので、ご紹介いたします。
参考法話:今この瞬間から「苦」を手放し、明るく生きるための教え
(福厳寺:大愚元勝和尚)
●現世利益の教え
・仏教の教えの解釈は様々あるが、仏教は来世利益ではなく現世利益の教え。
・来世利益等の考え方は、お釈迦様の時代の社会通念であった「輪廻」の思想にある。
・輪廻は、当時のカースト制度による支配構造の考え方。
●お釈迦様のお考えとの出会い
・お釈迦様が入滅後、数百年経った頃から残された記録と考古学的にものから、様々な解釈がされているに留まるため、残念ながら、お釈迦様と生にお会いすることは誰もできない。
●仏教の教え
・現世で、苦を手放して、明るく生きる方法。
・輪廻という苦のループを脱しましょう。
・自分の執着が苦しみを生み出していくメカニズムであることに気がつくこと。
・自分自身が幸せになること。
・その幸せをまわりに広げていくこと。
参考動画:今この瞬間から「苦」を手放し、明るく生きるための教え
考察
私も、この「苦」や「苦しみ」の手放し方を理解しているのか、理解できるのか、実は本当に意味で分かっていませんが、大愚和尚さんの書籍で学ぶ、YouTubeで学び、自分で学んだ範囲になってしまいますが、このブログやKindle本で説明する中で、少しずつ理解が深まって、明るく生きていけると思います。
求道者として、自分自身の幸せのため、まわりへ幸せを届けていくために精進して行こうと感じています。
あとがき
base 「苦」とは
「苦」は自分の中で自分が作り出していると言われても、良く分からないと思います。ただ、時間をかけて意識していると、そうなのかもしれないと気づける時がくるように感じています。
私自身は、このことを意識して、苦を減らす方法について考えながら、常に自分と向き合っています。
参考文献等
参考文献 大愚元勝:苦しみの手放し方 ダイヤモンド社 2020.02.19