こんにちは、パラーツの鈴木です。
本日は、稲盛和夫さんの京セラフィロソフィから引用しながら、本質について説明いたします。
はじめに
私は、本質を注意深く見つめ本質を見極めながら行動していくように心掛けているつもりですが、本質を見極めることは難しいものです。しかし、本質を理解して活動をしないと、しっかりとした成果に結びつくことができないと感じています。
技術者は、ある課題についての課題解決を行ったり、課題となる事柄を現実化のが業務ですので、正解にたどり着く最良で最短の手段を選択するように心掛けます。その時、雰囲気に流されずに、できる限り本質を理解しながら、しっかり考えて進めることが出来るのがプロの技術者だと思います。
ものごとの本質を究める 京セラフィロソフィより
「私たちは一つのことを究めることによって初めて真理やものごとの本質を体得することができます。究めるということは一つのことに精魂込めて打ち込み、その核心となる何かをつかむことです。一つのことを究めた体験は、他のあらゆることに通じます。(中略)
いったんものごとの真理がわかるようになると何に対しても、またどのような境遇に置かれようと、自分の力を自由自在に発揮できるようになるものです。(中略)
・本質を究められるようになる方法
1.完全主義を貫く
2.真面目に一生懸命仕事に打ち込む
3.地味な努力を積む重ねる
・物事を究めれば万般に通ず
・不変の人格は仕事に打ち込む中でつくられる
・人格とは固定的ではなく変化する(後略)」 (京セラフィロソフィより)
考察
私の40年近い実務経験は、11年強の建築設計事務所で修業で設計・監理という業務に打ち込んで極めてきた仕事のやりかたの延長です。業務を進める中である壁にぶつかると、なぜ私の修業時代の感覚に戻るのか、自分でも分からなかったのですが、稲盛和夫さんのこの示唆で納得しました。
私の人生は修業からのはじまりましたので、障害となる壁の数と高さがたくさんあったとしても、乗り越えてこられたのではないかと思います。障害となる壁にぶつかる度に、自らのスキルの応用と補強をしてきたように感じています。
まとめ
base 一つのことを究める
修業の機会に恵まれないとなかなか難しいと思いますが、「万般(ばんぱん)」:すべての物事に通ずる技能(スキル)を得るためには、一つのことに精魂込めることはとても大切だと思います。
参考文献
参考図書 稲盛和夫:京セラフィロソフィ サンマーク出版 2014.06.10