CMrの役割と位置付け

こんにちは、パラーツの鈴木です。本日は、「CMrの役割 ・位置付け」について説明いたします。

はじめに

コンストラクション・マネージャー(CMr)の役割と位置づけについて、考察いたします。

コンストラクション・マネージャー(CMr)の考え方、契約に関する根拠、CM方式の特徴になります。

コンストラクション・マネージャー(CMr)の役割と位置付け

参考HP: 日本コンストラクション・マネジメント協会 CMとは

●CMrの役割

・技術的な中立性を保ちつつ、発注・設計・工事の各段階で建築プロジェクトのマネジメントを主体的に推進すること。
・事業構想、基本計画から運営管理段階までのマネジメントを行う。
・複数施設にまたがるCRE(企業の保有不動産)戦略の一翼を担う。

●発注者との契約関係

・CM契約:発注者とCMrは、CM方式ガイドラインやCMガイドブック第3版等に基づく。
・設計業務委託契約:発注者と設計者は。建築士法第二十二条に基づく。
・工事請負契約:発注者と施工者は、建設業法第十八条・第十九条に基づく。

●課題に対するCM方式の特徴

①発注者が事業推進をすることが難しい。

・CMrが発注者の立場に立って事業を主体的に推進する。

②設計者や施工者への指示や調整がうまくいかない。

・CMrが中立的立場から設計者と施工者の役割分担や意見調整を行う。
・コスト・品質・スケジュールを最適化するマネジメントを行う。

③専門的な知識を要する交渉・協議が必要。

・CMrが専門的知識を要する情報整理や助言を行い、意思決定を支援する。

考察

コンストラクション・マネージャー(CMr)の役割としての基本は、①技術的な中立性を保っていること、②主体的であることだと思います。

構法・生産
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●組織名称:パラーツ計画技術研究所
●名  前:代表 鈴木邦彦
●生年月日:1961年生まれ
●専  門:建築構法・建築生産
●資格 等:一級建築士
      監理技術者
      工学修士
      儀礼本科修了
      茶道文化検定

●ブログ運営の目的
このブログは、いままでの私の人生の中で、縁を頂いた専門・組織・分野での貴重な実務経験と学びを基にして、ワークプレイスに関連する技術的成果により後進や社会に貢献したいという想いで創業したパラーツ計画技術研究所のブログです。

各分野の先達や第一人者の成果も引用させて頂きながら「安心とゆたかさ」に関する基本的な実践方法を伝え、ワークプレイスの技術に関する論理的な基盤の一要素を構築することを目的にしています。

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日本の歴史・伝統・文化を詳しく学び、よく理解した上で、アンデンティティを育み、根っこのあるものづくりとなるように心掛けて記事コンテンツをアップしていきますので、役立てて頂けると幸いです。

●学歴・職歴
1987年 明治大学大学院博士前期課程修了
1987年-1997年 建築士事務所
1997年-2002年 機械土木系事業会社
2002年- インテリア・什器系事業会社
2022年- パラーツ計画技術研究所
◇「建築・都市・土木・インテリア」という多様な実務経験
◇「開発・設計・監理・管理」という幅広い実務経験

●執筆(単著)
◇ワークプレイスづくり 安心とゆたかさのために

●執筆(共著)
◇群居29 特集X年目のすまい
◇SD別冊25 近未来実験集合住宅NEXT21 「部品3パート」
◇コンバージョン[計画・設計]マニュアル 「サブシステム・インフィル」
◇インテリアプランナー更新講習テキスト 「ワークプレイスのリ・デザイン」
◇インテリアプランナー更新講習テキスト 「New NormalとWorkplace」

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