CM方式が必要な理由

こんにちは、パラーツの鈴木です。
本日は、「CM(コンストラクション・マネジメント) 」の背景となるCM方式が必要な理由について考察いたします。

はじめに

パラーツのミッションの中では、ワークプレイスの構築等プロセスの最適化は大きなテーマです。

建築生産のプロセスを最適化する概念である各種の生産マネジメントの中で、CM(コンストラクション・マネジメント)について、一般社団法人日本コンストラクション・マネジメント協会の定義等を参考に説明いたします。CM(コンストラクション・マネジメント)の概念は事業主体ごとに異なるため、
それぞれの事業ごとの定義付け等の参考としてください。

CKとは?・背景とCM方式が注目される理由

参考HP: 日本コンストラクション・マネジメント協会 CMとは

●多くの事業者が、建築プロジェクトを円滑に遂行できない理由

・プロジェクトの調整・マネジメント業務量が膨大になっている。
・社会的責任:透明性と説明責任を求められている。
⇒説明責任等については、法的な根拠の解釈と適合が伴うため、設計者との連携が必要です。

○建築士法第18条第1項:「建築士法 業務」(別の記事コンテンツ参照)

●CM(コンストラクション・マネジメント)が注目される理由

・発注者の立場から一貫した建設プロジェクトをマネジメント

●CM方式とは

・発注者の立場に立ったコンストラクション・マネージャー(CMr)が、プロジェクトの目標や、要求の達成を目指して、プロジェクトを主体的に進めていく建築生産方式。

●調整・マネジメント業務量が膨大になる背景

私は、別の記事コンテンツで書いた以下の特徴が背景にあると思っています。
a.まったく同じものがない現場を既製部品で、アッセンブルする。
b.現地で作業や管理をする担当者等は、基本的に異なる。
c.基準は、法規、ルール、設計図や説明書等の媒体。

○建設産業のおもな特徴:「パラーツのミッション

考察

建築プロジェクトは、現地で生産するという特徴がありますので、PM方式やCM方式が採用されることが一般的です。そして、これらの概念を学として扱っているのは、建築構法・建築生産です。
製造業では、生産マネジメント、IE、ものづくり経営学等の明瞭化や合理化を追究する学がありますので、これらを駆使する必要があると感じています。

まとめ

base 受注者側が行う建築マネジメント

CMrは、発注者の立場に立つ役割と共に、一般的に受注者側が行う建築マネジメントとも言われています。設計者や施工者の選定・調整、コストや品質の管理、工程の管理などが主な業務のようです。

構法・生産
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管理人

●名  称:パラーツ計画技術研究所
●名  前:代表 鈴木邦彦
●生年月日:1961年生まれ
●専  門:建築構法・建築生産
●資格 等:一級建築士
      監理技術者
      工学修士
      儀礼本科修了
      茶道文化検定

●ブログ運営の目的
このブログは、今までの私の人生の中で縁を頂いた専門・組織・分野での貴重な実務経験と、自ら行なってきた学びを基にして、ワークプレイスに関連する技術的成果を出し、後進や社会に貢献したいという想いで創業したパラーツ計画技術研究所のブログです。
各分野の先達や第一人者の成果も引用させて頂きながら「安心とゆたかさ」に関連する基本的な考え方とやり方を伝え、ワークプレイスの技術に関する論理的な基盤の一要素を構築することを目的にしています。

●学歴・職歴
1987年 明治大学大学院博士前期課程修了
1987年-1997年 建築士事務所
1997年-2002年 機械土木系事業会社
2002年- インテリア・什器系事業会社
2022年- パラーツ計画技術研究所
・「建築・都市・土木・インテリア」という多様な領域の実務経験
・「開発・設計・監理・管理」という幅広い領域の実務経験

●実績・執筆(共著)
・群居29 特集X年目のすまい
・SD別冊25 近未来実験集合住宅NEXT21 「部品3パート」
・コンバージョン[計画・設計]マニュアル 「サブシステム・インフィル」
・インテリアプランナー更新講習テキスト 「ワークプレイスのリ・デザイン」
・インテリアプランナー更新講習テキスト 「New NormalとWorkplace」

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