こんにちは、パラーツの鈴木です。本日は、健康学のからだとこころについて説明したいと思います。
この記事コンテンツは、健康について、参考文献「からだとこころの健康学」で学んだポイントを説明いたします。
はじめに
からだは膨大な数の細胞により構成されている多細胞生物です。一つひとつの細胞が協力して、いくつもの臓器や器官が協力して、からだ全体(健康・いのち)を維持しています。
人間の細胞は、からだ全体(健康・いのち)をより良く維持するために、専門的に働く臓器や器官へと分かれ、役割分担してきました。
そして、部分(細胞・臓器・器官)へと専門分化したことは、からだ全体(健康・いのち)に協力することが前提になっています。部分(細胞・臓器・器官)は、お互いに連携をしながら、からだ全体(健康・いのち)に影響しているということを理解することが、「健康」を理解する上で重要なポイントです。
膨大な数の細胞でできている「からだ」
(60兆個または37兆個という説あり)
・人間は膨大な数の細胞から出来ている多細胞生物。
・およそ20億年前に共生をはじめたミトコンドリアが、ひとつの細胞の中に数百から数千はいて、このミトコンドリアの細胞内呼吸で私たちが活動しているエネルギーを作り出している。
・このエネルギーのおかげで、私たちのからだは活動することができる。
「からだとこころ」の構造
「からだ」の構造
・からだは、植物性器官と動物性器官でできている。
・この植物性器官と動物性器官の活動にとって、大切な役割を果たしているのが自律神経です。
・自律神経は、植物性器官と動物性器官のバランスが崩れないように調整しています。
「こころ」の構造
・東洋的な考え方では、「自己(セルフ)」という意識活動と無意識活動の中心に「わたし」という全体像が作られている。
・「からだ」が感じているときは「こころ」にも同時に変化が起こっているため、「快・不快」の感覚を大切にする。
・感情は、その人自身を守るために備わった生命の知恵。
健康を保つポイント
・部分(細胞等)には一つひとつ役割があるため、欠けてはならない。
・自分自身の「からだ」のことを知る。
・「からだ」シグナルを敏感に感じることが大切。
・「からだ」との対話の道をつくる。
・数値だけでは判断しない。
→これが難しいです。そもそもの基準の確からしさが不明な上に数値で評価されるからです。
・医療や薬という「他力」と共に、「自力(自然治癒力)」の養い方も大切。
・からだとこころは密接につながっているため、バランスを保つことが重要。
考察
この参考文献の中で、人間の膨大な数の細胞を組織に例えている部分があります。細胞が一人ひとりのワーカーで、人間を「超巨大企業」という組織に例えています。
部分:一人ひとりのワーカー、全体:組織の状態です。このように例えると、部分を良い状態に保つことがいかに大切なことかが分かってきます。
参考:からだ全体:いのち・健康、部分:細胞・臓器・器官
まとめ
base からだとこころの基本をしっかりと把握する
健康の定義は一人ひとり異なることが健康学からの学びで分かります。基本となる「からだ」の構造・「こころ」の構造・健康を保つポイントは共通の内容ですので、基本をしっかりと把握することが重要だと考えています。
参考文献等
参考文献 稲葉俊郎:学びのきほん からだとこころの健康学 NHK出版 2019.09.30