Zen 禅の歴史と魅力

こんにちは、パラーツの鈴木です。
本日は、たいへん分かりやすく説明してくださっている中田敦彦さんのYouTube大学を引用させて頂きながら、禅の歴史と魅力を説明したいと思います。

はじめに

この記事コンテンツでは、参考動画を私なりに解釈させて頂くと共に、関連項目と内容を加える形で表現させて頂いています。

参考動画:YouTube大学 中田敦彦さん

【禅の心①】世界中の偉人たちはなぜ禅に魅せられるのか?
【禅の心②】日本に伝来した禅の歴史とは?
【禅の心③】どの時代のどの国の人でも禅に魅了される理由とは?

興味のある方は、上記のタイトル名で検索の上で参考にしてください。

禅の歴史

仏教の創始

紀元前6世紀〜5世紀

釈迦族の子孫として裕福な暮らしをしていたゴータマ・シッタールタ(お釈迦様)が、29歳で出家して、35歳に菩提樹の下で坐禅(瞑想)をして悟りを開いたと伝わる。

禅宗の創始

520年頃〜

禅僧の達磨が南インドから中国を訪れ、達磨の思想を基に禅が成立して伝わっていった

9世紀〜12世紀

宗の時代、禅の最盛期を迎える。
仰宗、臨済宗、曹洞宗、雲門宗、法眼宗の五宗が形成させる。

鎌倉時代

1191年

中国に留学していた栄西が帰国して、臨済宗を開いた。

1227年

栄西の没後に中国に渡り、坐禅の修行を続けた末に帰国して、曹洞宗を開いた。

室町時代(13世紀)

鎌倉時代の後醍醐天皇や北条氏につづき、室町時代には足利氏と親交を深めて、臨済禅が発展していく。

戦国時代

鎌倉時代に起こった、新しい宗派、浄土宗・浄土真宗・時宗・臨済宗・曹洞宗・日蓮宗のうち、浄土系宗派と日蓮宗の一揆が起こり弾圧された。

江戸時代

江戸時代には、徳川家康により、本末制度・寺檀制度の導入が行われ、葬式仏教化は江戸時代にはじまり、私たちの今の感覚に繋がっている。

◯本末制度とは?
全国の仏教諸寺院(末寺)を、宗派ごとに本山・本寺によって組織させて統制するために導入された制度

◯寺檀制度とは?
特定の寺院が特定の家(檀家)の葬祭を永続的に担当して布施(ふせ)を受ける寺檀関係を基礎とした制度で、檀家の人がキリシタンでないことを証明させる制度でもあった。

武家秩序のため、中国の儒教が導入され、儒教の中の朱子学を江戸幕府に官学として保護された。

禅の発展について

禅は、仏教の仏教の他宗派(一神教)と異なり、発展している。
・臨済禅は、武道修練のために用いられた。
・曹洞禅は、隠元や白隠によって、庶民に広がって行った。

明治時代

1868年

明治新政府の神仏分離令によって神道国教化が表明されると共に、廃仏毀釈という仏教弾圧の風潮が生まれてしまった。

1893年

世界宗教会議で釈宗演が欧米にはじめて禅を紹介した。国内でも知識人に支持されて広がっていった。

1897年

鈴木大拙がアメリカへ留学。帰国後に「Essays in Zen Buddhism」などの禅に関する著作を通じて、海外に禅の思想や文化を紹介して行った。禅はzenとして世界へ広がって行った。

昭和以降

第二次世界大戦後

アメリカGHQの神道指令(国教分離指令)により、国家神道が不定されてしまう。

1971年頃

禅を学びアップルを成功に導いたといわれるスティーブ・ジョブズが、曹洞宗の禅僧・乙川弘文と出会う。

現在

世界の成功者たちが、禅の虜になっているといわれている。

考察

物事には、さまざまな解釈があり、その時代の権力者等の意向で、さまざまに変化して行くものと思います。自分と禅をはじめとする仏教や神道との関係は、先達に感謝して実践するライフスタイルや生活習慣と捉えると分かりやすいと思います。ライフスタイルや生活習慣は、大愚和尚さんや小名木善行さんの考え方・解釈に学びました。

別の記事コンテンツ「禅語から学ぶ」で、禅の流れ方見た仏教と禅を背景に、禅語についてご説明していますので、参考にしてください。

禅と関連が深い茶道についても、「茶禅一味 に学ぶ」でご説明していますので、参考にして頂けるとうれしいです。

まとめ

base 禅的な行いと瞑想で自分を楽にする

禅的な行いは、自分を楽にする「技術」と捉えて実践することが大切と思っています。私も少しづつ実践しています。

参考文献等

参考文献 Discover Japan Vol.32 ジョブズもイチローも世界の成功者は、なぜ禅に夢中になるのか? 禅

伝統・文化
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管理人

●名  称:パラーツ計画技術研究所
●名  前:代表 鈴木邦彦
●生年月日:1961年生まれ
●専  門:建築構法・建築生産
●資格 等:一級建築士
      監理技術者
      工学修士
      儀礼本科修了
      茶道文化検定

●ブログ運営の目的
第一の人生で、縁をいただいた専門・組織・分野での貴重な実務経験と、自ら行なってきた学びを基に、ワークプレイスの技術でしっかり成果を出して、後進や社会に貢献したいと考え創業したパラーツ計画技術研究所のブログです。
このブログで、安心とゆたかさに関連する事の基本的な考え方とやり方を伝えていき、『ワーカーのための論理的な基盤』の一翼を構築し更新することを目的にしています。

●学歴・職歴
1987年 明治大学大学院博士前期課程修了
1987年-1997年 建築士事務所
1997年-2002年 機械土木系事業会社
2002年- インテリア・什器系事業会社
2022年- パラーツ計画技術研究所
・「建築・都市・土木・インテリア」という多様な領域の実務経験
・「開発・設計・監理・管理」という幅広い領域の実務経験

●実績・執筆(共著)
・群居29 特集X年目のすまい
・SD別冊25 近未来実験集合住宅NEXT21 「部品3パート」
・コンバージョン[計画・設計]マニュアル 「サブシステム・インフィル」
・インテリアプランナー更新講習テキスト 「ワークプレイスのリ・デザイン」
・インテリアプランナー更新講習テキスト 「New NormalとWorkplace」

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