こんにちは、パラーツの鈴木です。
本日は、「禅文化 正法眼蔵嗣書」と題して、道元禅師直筆の正法眼蔵について説明いたします。
まえがき
私が曹洞宗・永平寺・道元禅師を学んでいるうちに正法眼蔵という教えがあることを知りましたが、正法眼蔵の教えの内容が分からなくて困っていた頃があります。そんな時に出会ったのが、参考図書の100分de名著 正法眼蔵です。
9年前にこの講義を見て少し前進しました。
本書で正法眼蔵という書物の意味を以下のように示しています。
「道元は、釈迦の正法を正しく読み取る智慧(ちえ)を、弟子たちや後世のわれわれに教えようとしました。それが『正法眼蔵』という書物です。」
駒沢大学の禅文化歴史博物館の所蔵資料です。道元禅師直筆の所蔵品をご紹介いたしますので参考にして頂けると幸いです。
参考講義:「資料紹介」正法眼蔵嗣書(道元禅師直筆)
●道元禅師(1200~1253)
・日本の曹洞宗の開祖。
●正法眼蔵とは
・仏教の正しい教え(正法)の肝要をあまねく包蔵した書。
・仮名交じり文で書かれている。(漢文で書かれている書物が多い時代)
●嗣書(ししょ)とは
・釈尊(ブッダ)依頼の系譜を書き記したもの。
・嗣法:仏法が師から弟子に伝授されたことを示す。
●花押(かおう)
・本人のサイン。
・道元禅師のサイン。
参考動画:「資料紹介」正法眼蔵嗣書
考察
道元禅師が、命がけで中国に渡り如浄禅師と出合い、日本で曹洞宗を開かれ正法眼蔵等で弟子となる和尚様を育成されたおかげで、日本で民間人に禅が広まったのだと思います。
私は、主に大愚和尚様から禅を学ばせて頂くまでになったので、ほんとうにありがたいと思っています。
あとがき
base 継承の大切さを知る
私は、師匠から授かったことと自らが工夫して発展させてきたことの継承をとても大切にしています。
偉大な師匠との出会いは、より良い生き方をする上でとても大切なことで、感謝しながら継承していくことがほんとうに大切なことだと思っています。
まずは、継承したいと思える師匠と、継承したいと思える事柄に出合うことからスタートです。
参考文献
参考図書 道元・ひろさちや:100分de名著 正法眼蔵 NHKテレビテキスト 2016.11