こんにちは、パラーツの鈴木です。
本日は、ものづくり経営学の「世界観なくして未来戦略なし」の後半で、
高度経済成長以降の歴史観について説明いたします。
まえがき
私が、社会人になったのは、1987年ですからバブルがはじまる1年~2年前で、バブルがはじまり急激に学生の売り手市場がはじまり、求人先がまったく変わったという印象を受けたことを覚えています。
プラザ合意の2年後・東西冷戦の終結の2年前で、失われた30年という時代を丸々経験してきてしまっていると感じいます。
藤本先生による、歴史観の重要性の講義の後半を紹介いたしますので、しっかりと確認していって、今後に活かしましょう。
参考講義:日本の現場の70年 後編 歴史観無くして未来戦略なし
(講師:藤本隆宏先生)
●日本経済は冷戦の間に成長した(1950~1990)
・前半:高度経済成長。
・1970年代:ニクソンショック、オイルショック。
・トヨタ生産方式は、1970年代に確立する。
●冷戦終結後の変化
・中国と日本では20倍の賃金格差があった。
・デジタル化により、アーキテクチャのモジュラー化がはじまった。
・2005年くらいから、中国の労働力不足がはじまる。
●歴史観の重要性
・未だに、日本の製造業の付加価値生産性は高い。
・この70年の歴史観を踏まえて、2020年代をどのようにすべきか?
参考動画:日本の現場の70年 後編 歴史観無くして未来戦略なし
考察
建築界やワークプレイス構築業界で、生産性や経済性についての歴史観が探求されているかどうか?と問うと、あまり出合ったことがありません。
パラーツは、第二次世界大戦以降のワークプレイスの歴史を建築工事の中の生産・経済・技術という視点で捉えていこうと思っています。
あとがき
base 歴史の目的をしっかりと把握する
日本人として祈りを学びたいと思い、今読んでいる「神道思想史」という本に、著者の山田孝男さんの歴史観が書かれていますので紹介いたします。
歴史の本当の目的です。
「移り変わる現象の奥にある変わらない本質を見出そうとする」
「ある事柄の盛衰興亡の間に現れる事柄の真相を探求する」
歴史の本当の目的が、このような事柄であれば、本当の目的を意識して歴史観をしっかりと持たないとうまくいかないと思います。
参考文献等
参考図書:山田孝雄 神道思想史 経営科学出版 2024.11.05