品質とは・ものづくり経営学

こんにちは、パラーツの鈴木です。本日は「品質」について、
ものづくり経営学の視点から学んで、ワークプレイスの品質について考えたいと思います。

はじめに

建築行為を伴うワークプレイスの構築で、品質は、管理上重要なファクターの項目となりますが、ものづくり経営学のように概念が明確になっていないと感じています。

藤本先生がご説明されているように、製造業でも「品質」の定義がちゃんとしていない場合があるようです。

「品質」の概念を明確にして、「品質」の測定の仕方をしっかりして、しっかりした管理方法に基づく管理をする。建築とワークプレイスでも同じですので、参考にしてください

参考講義:品質とは ~総合品質=設計品質×適合品質~

(講師:藤本隆宏先生)

●品質とは

・現場の競争力のひとつ。QCDのうちのQにあたる。
・流れが正確であるかがポイント。

●使用適合度(fitness for use)

・総合品質=設計品質×適合品質。
・概念:設計品質・初期適合品質・経年適合品質。
・初期適合品質:購入段階。
・経年適合品質:使用段階。

参考動画:品質とは ~総合品質=設計品質×適合品質~

考察

建築とワークプレイスの管理においての「品質」の捉え方についても、総合品質、設計品質、施工品質と概念を細分化することが必要と感じています。

また、時系列的に、施工品質を初期と経年にしっかりと分けると、管理項目の洗い出しと管理がより具体的になるのではないでしょうか。

まとめ

base 総合品質を意識する

総合品質が、設計品質と適合品質(建築の場合は施工)であることは、私たちは肌感覚で分かると思います。設計が良くなければ、いくら素晴らしい施工でも総合品質が上がらず、また、その逆も成り立ちます。設計と施工、それぞれ大切な役割ということです。

構法・生産
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管理人

●名  称:パラーツ計画技術研究所
●名  前:代表 鈴木邦彦
●生年月日:1961年生まれ
●専  門:建築構法・建築生産
●資格 等:一級建築士
      監理技術者
      工学修士
      儀礼本科修了
      茶道文化検定

●ブログ運営の目的
このブログは、私の今までの人生の中で、縁を頂いた専門・組織・分野での貴重な実務経験と自ら行なってきた学びを基にして、ワークプレイスに関連する技術的成果を出して後進や社会に貢献したいという想いで創業した、パラーツ計画技術研究所のブログです。
このブログは、各分野の先達や第一人者の成果も引用させて頂きながら「安心とゆたかさ」に関連する基本的な実践方法を伝え、ワークプレイスの技術に関する論理的な基盤の一要素を構築することを目的にしています。

私の専門は建築・建築構法ですが、このブログの記事コンテンツは建築以外のこともたくさんアップしています。その理由は、建築は目的ではなくワークプレイスを構築するための手段だからです。
目的は、読者の方々に活用して頂いて、身らのより良い成果を出すための基盤として頂くことです。健康と強みを育みながら、社会と後世に貢献して頂きたいです。歴史と伝統を正しく理解し大切にして、長く愛されるものづくりを続けるための記事コンテンツをアップしていきますので、役立てて頂けると幸いです

●学歴・職歴
1987年 明治大学大学院博士前期課程修了
1987年-1997年 建築士事務所
1997年-2002年 機械土木系事業会社
2002年- インテリア・什器系事業会社
2022年- パラーツ計画技術研究所
・「建築・都市・土木・インテリア」という多様な領域の実務経験
・「開発・設計・監理・管理」という幅広い領域の実務経験

●実績・執筆(共著)
・群居29 特集X年目のすまい
・SD別冊25 近未来実験集合住宅NEXT21 「部品3パート」
・コンバージョン[計画・設計]マニュアル 「サブシステム・インフィル」
・インテリアプランナー更新講習テキスト 「ワークプレイスのリ・デザイン」
・インテリアプランナー更新講習テキスト 「New NormalとWorkplace」

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