プリンシプル(用語)

こんにちは、パラーツの鈴木です。本日は、「プリンシプル」について説明いたします。

はじめに

私は、古美術や骨董が好きです。骨董というと高く鑑定してもらいお金儲けのようなイメージもあったので、このイメージは勘弁してほしいのですが、純粋に古美術や骨董を捉えると、その迫力に魅了されてしまいます。

この「プリンシプル」という言葉は、日本の随筆家で骨董のコレクターとして知られる白洲正子さんの書籍等を見ている中で、白洲正子さんの夫の白洲次郎さんが徹底してこだわった言葉であることを知りました。

Discover Japan Vol.16の「元気が出る言葉。」という特集で説明されていますので、紹介いたします。

「プリンシプルを持って生きていれば、人生に迷うことは無い。」

●プリンシプルの定義

・「あえて訳すなら、原則・信条のこと。」
・物事の根本的な考え方や行動の指針となる大切な価値観や信念のこと。

●白洲次郎さんの解釈

・「前提:生まれた天分以上のことをなすことは難しい。」
「(既に鎌倉時代の僧の明恵の言葉で言われている)」
・「その人その人の役割に応じた「自分にしかできないこと」を探し求めること。」

考察

プリンシプルは、規範のようなものが必要だと感じていた時に出合った言葉です。今は、拠り所、根拠、クライテリオン等と様々な表現をしていますが、当時は、何となく自分の中の軸となるようなものが見つからなくて困っていた時期でしたので、魅力を感じて、ずーっと気になっている言葉です。

掲載されている白洲次郎さんの解釈は、信条に近いように感じます。信仰上の教義や行動規範に繋がるような考え方ですので、自らの軸のような考え方です。大切にしたいものです。

まとめ

base プリンシプルという感覚

プリンシプルとは、原理・原則・主義をあらわす言葉でもあります。解釈は様々ですが、この様な感覚は大切にしたいものです。

参考文献等

参考文献 Discover Japan Vol.16 枻出版社 2011.05.06

参考文献 白洲次郎 プリンシプルのない日本 新潮社 2006.05.30

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管理人

●名  称:パラーツ計画技術研究所
●名  前:代表 鈴木邦彦
●生年月日:1961年生まれ
●専  門:建築構法・建築生産
●資格 等:一級建築士
      監理技術者
      工学修士
      儀礼本科修了
      茶道文化検定

●ブログ運営の目的
このブログは、私の今までの人生の中で、縁を頂いた専門・組織・分野での貴重な実務経験と自ら行なってきた学びを基にして、ワークプレイスに関連する技術的成果を出して後進や社会に貢献したいという想いで創業した、パラーツ計画技術研究所のブログです。
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私の専門は建築・建築構法ですが、このブログの記事コンテンツは建築以外のこともたくさんアップしています。その理由は、建築は目的ではなくワークプレイスを構築するための手段だからです。
目的は、読者の方々に活用して頂いて、身らのより良い成果を出すための基盤として頂くことです。健康と強みを育みながら、社会と後世に貢献して頂きたいです。歴史と伝統を正しく理解し大切にして、長く愛されるものづくりを続けるための記事コンテンツをアップしていきますので、役立てて頂けると幸いです

●学歴・職歴
1987年 明治大学大学院博士前期課程修了
1987年-1997年 建築士事務所
1997年-2002年 機械土木系事業会社
2002年- インテリア・什器系事業会社
2022年- パラーツ計画技術研究所
・「建築・都市・土木・インテリア」という多様な領域の実務経験
・「開発・設計・監理・管理」という幅広い領域の実務経験

●実績・執筆(共著)
・群居29 特集X年目のすまい
・SD別冊25 近未来実験集合住宅NEXT21 「部品3パート」
・コンバージョン[計画・設計]マニュアル 「サブシステム・インフィル」
・インテリアプランナー更新講習テキスト 「ワークプレイスのリ・デザイン」
・インテリアプランナー更新講習テキスト 「New NormalとWorkplace」

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