こんにちは、パラーツの鈴木です。本日は、「縁起」について説明いたします。
はじめに
「縁起が良い」「縁起が悪い」という言葉は、一般的に、良いことや悪いことが起こる兆しを指していいますが、仏教の基本思想の「縁起」は、世の中のあらゆる物事には原因と結果という関係でつながっているという考え方を意味します。
そして、仏教を通じてもたらされた「縁起」が、より私たちに密接に結びつく意味で用いられているという説明に納得しましたので、曹洞宗の「禅のこころ・縁起(法話)」を紹介いたします。
法話:禅のこころ 曹洞宗 縁起(法話)
●悟りと縁起
・悟りは、私たち仏教徒にとって大切な教え。
・悟りは、自らの行いによって、「縁起」の道理を明らかにする教え。
・「縁起」の教え:自らの行いとしての原因と、その結果としての悟り、「因果」の道理。
●修因感果(しゅういんかんか)
・修因:私たちが因をなす主人公であること。
・感果:私たちが何を行い修めることができるか、念頭に置き実践することが大事。
●何を成すか?
・「縁起」の教えは、日常にあって今何を成すのかを私たちに問いかけている。
参考動画:禅のこころ 曹洞宗 縁起(法話)
考察
世の中のあらゆる物事が、原因と結果という関係でつながっているという真理を感じて、自分の行いに立ち戻って、よく吟味した「因」になっているかふりかえることだと思っています。
そう考えると、しっかりとした拠り所を持って、しっかりとした判断で活動していくことになりますから、結果は良くなります。実践するのは難しいですが、原因のところがしっかりとしていれば、皆がハッピーで、ものづくりの生産性は上がると思います。
まとめ
base 縁起を意識する
世の中のあらゆる物事に原因と結果があるという意識で毎日を過ごしているでしょうか。なかなか意識することは難しい感覚ですが、過去を振り返ってみると感じられるようになるかもしれません。良い結果を生むための因を心掛けたいものです。