こんにちは、パラーツの鈴木です。本日は、新渡戸稲造の「武士道」からの学びを説明いたします。
はじめに
今まで紹介した茶の本、代表的日本人に加えて、この武士道で日本三大名著といわれています。
新渡戸稲造がドイツ留学中にベルギーの法学者であるド・ラヴァレーとの会話の中での問いに基づいて、日本人の道徳観、思想や考え方を紹介するために書かれた書物です。
「西洋にはキリスト教やイスラム教を背景にして善悪の判断をしているのに、日本人は、宗教教育もないのに、なぜ道徳教育ができるのか?」
分かりやすく説明されているガクさんの動画を参考にさせて頂いて、説明いたします。
参考講義:日本人の精神を支える倫理的な礎 武士道
(講師:ガクさん)
●ポイント
1.武士道はどう生まれたのか
2.武士道が持つ七つの徳
3.武士道から読み取れた私なりの考察
1.武士道はどう生まれたのか
・影響を与えた教え:仏教・神道・儒教。
・最も大きな影響を与えたのは儒教。
⇒知行合一(ちこうごういつ):本当の知は実践を伴わなくてはいけない。
2.武士道が持つ七つの徳
①武士の基本となるもの
・義:人としての正しさ。
・勇:何事にも動じない精神。
②人と向き合う際に大切なもの
・仁:他者を思いやる心のこと。
・礼:他者に対する優しさ・敬う気持ち。
・誠:相手に対する誠実さ。
③命をかけて大切にしたもの
・名誉:自分を磨くこと。
・忠義:人に尽くすこと。
参考動画:日本人の精神を支える倫理的な礎 武士道
考察
第一章に「武士道とはなにか」の説明があります。イギリスのノブレス・オブリージュと同じように、身分の高い方には、きちんとして社会的な責任が伴うということが前提になっていることを学べます。
・高貴な身分に伴う義務
・武士の心に刻み込また掟
・勇猛果敢なフェア・プレー精神
〇ノブレス・オブリージュ:「オルテガ 大衆の反逆から学ぶ」
まとめ
base 武士道を感じる
仏教、神道、儒教の影響を受けて日本で育まれてきた日本独自の道徳を感じてみてください。
仏教:インドのブッダ(お釈迦様)を創始とする私たちがより良い生き方をするための個人宗教。
神道:自然宗教、社会宗教。
儒教:講師を創始とする道徳を重んじた教え。
参考書籍等
参考書籍 新渡戸稲造:武士道 PHP研究所 2012.04.05