説明できるようにしておく

こんにちは、パラーツの鈴木です。本日は、私が、これだけは守ろうといつも意識をしている「説明できるようにしておく」というテーマで説明いたします。

はじめに

この事は、社会に出て、最初にお世話になり設計と設計監理を学ばせて頂いた建築士事務所で教えて頂いたことです。それは、極めて当たり前のことですが、なかなか難しい「説明できるようにしておく」です。

普段から意識をしていない方にはイメージが沸かないと思いますが、何等かの問題が起こった時に身を救うものです。想像になってしまいますが、私は、世の中で起こってしまっている問題のほとんどは、この意識がないことが原因ではないかと思っています。

説明できるようにしておくとは?

説明とは

辞典等の定義のポイントをまとめると以下のようになります。

・解き明かすこと。特に物事がなぜそうなるのかの根拠と理由を明らかにすること。
・ある事柄が、よく分かるように述べること。
・ある事柄の内容・理由・意義などをよく分かるように述べること。

●パラーツ 「説明」の解釈

・普段、説明という行為は、自然に行っていますが、根拠・理由・内容・意義を基にしないと説明にならないと解釈しています。(一般的に、説明時に意識されているかは不明です。)

説明できるとは

すごくシンプルに言うと、根拠が基となることが分かっていて、いつでも説明できる状態です。

設計業務というのは、基本的技術を用いて、事例を参考としながら、法規という規制をクリアし、無から有を創造する業務です。ある判断をしないと「有」へ移ることができません。

その判断の時に、別の記事コンテンツの「拠り所」「クライテリオン・クライテリア」があるか、その都度で、根拠を持たないと論理的には、根拠・拠り所・基準を持たない判断となってしまいます。

○拠り所:「拠り所とは?(用語)
○クライテリオン:「クライテリオン・クライテリア(用語)

考察

すべての事柄について「説明できるようにしておく」ことは難しいですが、失敗を最小限に抑えて、最大の効果を出せる方法と理解しておく必要があると思います。地道な考え方ですが、大切な考え方であると思います。

まとめ

base 技術者の思考

技術者的思考で想像すると、技術者は物事は積み重ねと解釈していると思います。適切な基盤に適切に良い成果を積み重ねていくと、自ずと良い成果になります。逆に、説明ができないような事柄を積み重ねてしまうとトラブルの基になる可能性があるので、できる限り避けたいです。

私は、そのことを良く分かっているので、「説明できる」を追究します。

構法・生産
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管理人

●名  称:パラーツ計画技術研究所
●名  前:代表 鈴木邦彦
●生年月日:1961年生まれ
●専  門:建築構法・建築生産
●資格 等:一級建築士
      監理技術者
      工学修士
      儀礼本科修了
      茶道文化検定

●ブログ運営の目的
このブログは、私の今までの人生の中で、縁を頂いた専門・組織・分野での貴重な実務経験と自ら行なってきた学びを基にして、ワークプレイスに関連する技術的成果を出して後進や社会に貢献したいという想いで創業した、パラーツ計画技術研究所のブログです。
このブログは、各分野の先達や第一人者の成果も引用させて頂きながら「安心とゆたかさ」に関連する基本的な実践方法を伝え、ワークプレイスの技術に関する論理的な基盤の一要素を構築することを目的にしています。

私の専門は建築・建築構法ですが、このブログの記事コンテンツは建築以外のこともたくさんアップしています。その理由は、建築は目的ではなくワークプレイスを構築するための手段だからです。
目的は、読者の方々に活用して頂いて、身らのより良い成果を出すための基盤として頂くことです。健康と強みを育みながら、社会と後世に貢献して頂きたいです。歴史と伝統を正しく理解し大切にして、長く愛されるものづくりを続けるための記事コンテンツをアップしていきますので、役立てて頂けると幸いです

●学歴・職歴
1987年 明治大学大学院博士前期課程修了
1987年-1997年 建築士事務所
1997年-2002年 機械土木系事業会社
2002年- インテリア・什器系事業会社
2022年- パラーツ計画技術研究所
・「建築・都市・土木・インテリア」という多様な領域の実務経験
・「開発・設計・監理・管理」という幅広い領域の実務経験

●実績・執筆(共著)
・群居29 特集X年目のすまい
・SD別冊25 近未来実験集合住宅NEXT21 「部品3パート」
・コンバージョン[計画・設計]マニュアル 「サブシステム・インフィル」
・インテリアプランナー更新講習テキスト 「ワークプレイスのリ・デザイン」
・インテリアプランナー更新講習テキスト 「New NormalとWorkplace」

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