こんにちは、パラーツの鈴木です。本日は、法哲学について説明したいと考えています。
まえがき
法についても記事コンテンツの充実に取り組んでいるところなのですが、「法」には、規範(判断や行為などを行う時の拠り所とする規準)の意味で、以下のようなものがあります。
a.秩序を維持するための規範。
b.人としての道理。道徳。
c.ある決まったやり方。(手本・模範・基準を表す法)
d.仏教の教えである真理。
e.哲学者たちによる法思想。
法思想や法哲学の本は多数ありますが、内容は西洋哲学の方々の考え方が主な内容になっているものが主で良く分からなくかったですが、参考図書の「法哲学入門(著者:長尾隆一)」で少し理解しましたので、ご説明いたします。
法哲学入門からの学び
●学びの前提
・法は社会的なルールのみを示す言葉ではなく、真理や哲学を含むという前提。
・法思想や法哲学には、たくさんの西洋哲学者の分野がある。
●哲学と法学の問題
・「法学の第一次的な問題は正義の問題」
・「哲学の第一義的な問題は真理の問題」
●法の概念規定をめぐる論争
・「「法は規範であるか」「規範とは何か」をめぐる論争」
・「「法はどのような規範か」「法規範と道徳規範とはどこが違うか」「法規範と道徳規範その他よの関係如何」をめぐる論争」
考察
法思想とは、法に対する様々な考え方や価値観のことで、法哲学は、法概念や法の本質を哲学的に考察する学問です。
法概念は、はっきりと捉えることができるようなものではないですが、大まかな法概念と、その概念を考察している仕組みは分かると思います。
あとがき
base 法をイメージする
法の定義、法概念の構成、法概念を規定している価値が分からないと、法が腹落ちしないと思っています。私自身も整理しないと納得できないのです。
第三弾のKindle本で、「法」を取り上げて説明いたします。原稿が出来て、発売することに、またご案内いたします。
参考文献
参考図書 長尾龍一:法哲学入門 講談社 2017.03.01