こんにちは、パラーツの鈴木です。本日は、健康学について説明したいと思います。
はじめに
自分自身の努力で健康を保とうと思い、健康の定義やそれを保つ方法を調べて、色々な学びや経験をする中で、やっと稲葉俊郎さんの「からだとこころの健康学」と出合いました。
以前の私の健康への認識は、この参考文献でも紹介されているWHOの定義程度でした。この健康学を学ばせて頂いてたいへん為になったので、紹介いたします。
健康の定義
WHOによる定義
「健康とは、病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態にあることをいいます。
(世界保健機関[WHO]憲章前文[日本WHO協会訳])」
からだとこころの健康学による定義
上記の定義では漠然としていた定義が、稲葉俊郎さんの以下の定義ですごく良く分かりました。
・健康の定義には、普遍的な一律の基準がある訳でなく、一人ひとりが感じる主観的な感受性が大切。
・「健康」の定義は個人個人違うため、仮にでもよいから、自分なりの基準を決める必要がある。
・自分なりの「健康」を考えるための共通の基本的は考え方はある。
長期的・全体的に健康を捉える
西洋医学の世界は、傷や怪我など急な治療や感染性への対応により発展してきた短期的・部分的な医療が主流となっているが、「健康」をしっかりと考えるには、長期的な視点と全体的な視点も必要であるという示唆です。たんへん共感いたします。
・西洋医学:短期的な視点・部分的な視点・因果論。
・東洋医学:長期的な視点・全体的な視点・目的論。
・東洋思想には、「健康」に通じるヒントが多くある。
あたま・からだ・こころ
「あたま・からだ・こころ」のバランスが大切という示唆です。
・忙しい時に、あたまからの「~をしなければならない」という指令で、無理していると「からだとこころ」のバランスが崩れ「健康」を害してしまうという、よくある現象です。
・からだからのシグナルを感じて、からだとしっかりとした対話が必要と説明いただいています。
考察
私も、自分自身の健康を保つためには、西洋医学だけではなく東洋医学の良さも知らないといけないと感じていますので、共感できることがたくさんありました。
健康には、①「一人ひとりが感じる主観的な感受性」が大切で、②「あたま」の存在の厄介さ、③「あたま・からだ・こころ」のバランスが重要という示唆は、一人ひとりがぞれぞれの健康について考える上で、たいへん参考になるであろうと感じました。
まとめ
base 健康学に触れる
西洋医学には、短期的・部分的な医療としての良さがありますが、健康を学ぶのではなく病気を学ぶ学問です。稲葉俊郎さんのこのような、西洋医学だけでなく健康にとって良いことは積極的に取り入れていくという考え方も徐々に発展していくと思いますで、それぞれが、自身の健康について考えるきっかけを見つけていただければ幸いです。
参考文献等
参考文献 稲葉俊郎:学びのきほん からだとこころの健康学 NHK出版 2019.09.30