こんにちは、パラーツの鈴木です。本日は、「国学」について説明いたします。
まえがき
なぜか「国学」という言葉を耳にする機会は少ないように感じます。10数年前に儀礼文化学会でお世話になっていた頃、國學院大學が母体でしたので、少しは意識できるようになったのですが、私自身も国学を学びはじめたのは最近のことです。
仏教や儒教等の外来の教えも大切ですが、私は、日本の固有の学は大切だと思っています。
國學院大学博物館のYouTubeと結実大学で、国学について、詳しく簡単に説明頂いているので、紹介いたします。
参考解説:国学とはなにか他
(國學院大学博物館)
●国学とは
・国学とは、日本の国の成り立ちを考え、日本の伝統文化に基づく、日本の心を究明する学問。
・儒学や官学が正統な学問とされた江戸時代に発生した。
・日本の古典や器物など、具体的な「モノ」を対象として日本人固有の文化を明らかする。
・総合人文学や日本文化学ともいえる学問。
・国文学・国語学・国史学・神道学の基礎。
・近代人文学の基礎。
国学四大人
●荷田春満(かだのあずままろ)1669~1769
・山城国 稲荷社の出身 日本の古典を学び神道の復興を目指す、
●賀茂真淵(かものまぶち)1697~1769
・荷田春満の門人 田安家に仕え和学御用を任める 多くの門下を育成。
●本居宣長(もとおりのりなが)1730~1801
・「古事記伝」を著し、文献実証の方法論を確立。
●平田篤胤(ひらたあつたね)1776~1801
・著書の刊行に注力。
参考動画:国学とはなにか
参考動画:再生リストの全体
Part.1 国学とはなにか
Part.2 國學院大學の見学の精神
Part.3 有栖川宮家・高松宮家ゆかりの品々
参考講義:反グローバリズムに必要な「国学」とは?
(講師:結実大学 羽賀ヒカル×小名木善行)
①グローバリズムと日本国の違和感
・日本人らしさを見つめ直す必要がある。
②国学とはなにか?
・本居宣長は、古事記を読めるようにするために35年かけた。
・最古は、詩(うた)。
③グローバリズムとの戦い方
・意識や精神までグローバル化していないか?
・大和魂が目覚める国学。
・グローバリズムと戦うのは、精神。
参考動画:反グローバリズムに必要な「国学」とは?
考察
現代では、グローバリズムという言葉で説明されますが、外来は古代からあります。仏教が伝来し、鎌倉時代に蒙古襲来があり、戦国時代は大航海時代でした。
所説ありますが、日本の先達が強かった・優れていたから、日本の今までの発展があったのは事実ではないでしょうか。
強かった時代・優れていた時代は、今と何が違っていたのか?私は、様々な見解をお聞きした上で、自分なりの解へ向かおうと思っています。
古事記を読めるようにするために35年を費やした本居宣長さんについて、別の記事コンテンツで説明しています。参考にしてください。
〇古事記伝:「先達 本居宣長」
あとがき
base 国学を知ろう!
日本は、江戸時代まで中国から多様な事柄を学び、明治時代からは西洋の多様な事柄を学びました。私たちは、現状を見つめ、外来からの学びだけで良いかを良く考える時期だと思います。