こんにちは、パラーツの鈴木です。
本日は、「諸行無常は悩みを軽くしてくれる」ことについて説明いたします。
まえがき
諸行無常という仏教の根本的な教えについてですが、私自身も様々に学んで、実活動の中で意識しようとしていますが、なかなか難しいです。
普通の人間ですから、楽しいことは長続きしてほしい、苦しいことや思い通りにならないことは、なぜこうなんだろうと考えてしまってネガティブになったり、ストレスになったりしてしまいます。
悩みの軽減について、古舘伊知郎さんの分かりやすいご説明を紹介いたします。
参考講義:諸行無常と人の悩み
(講師:古舘伊知郎)
●相手にネガティブに捉えられてします訳
・諸行無常という意識を持っておいた方が悩みが軽いと思って言ってしまうから
●諸行無常
・この世の中のあらゆるものは、つねに変化し変わらないものはないという真理。
・苦しい時に、仏教の根本の教えを軸に置くと楽になる。
●無学
・仏教では、無学が一番えらい。
・ここまで学んできて、これ以上学ぶことがないという境地。
・学べば学ぶほど、自分の無知さが分かってくる。
(これは、ソクラテスの無知の知にかなり近い教え)
〇無知の知:「先達 ソクラテス・プラトン」
参考動画:諸行無常と人の悩み
考察
とにかく、苦しいことや思い通りにならないことに出合ったら、諸行無常だから、ずーっと続く訳ではなくて解放される時が必ず来ると、そう考えることができれば、悩みは軽くなります。
逆に、古舘伊知郎さんの説明の中で、幸せが長く続いて欲しい、そうあってほしいと思う瞬間に執着することを煩悩(ぼんのう)と表現されていましたが、そこも諸行無常で長続きしないことが当たり前だと感じることができれば、悩むを軽くできます。
*執着:一つのことに心がとらわれて、そこから離れられないこと。
あとがき
base 諸行無常の感覚を大切にする
私は、この諸行無常の感覚を育むためには、過去を想像することが良いと思っています。過去にも苦しいことや思い通りにならないことがたくさんありましたが、確かにずーっとは続いていません。
歴史を学んでも同じ感覚を得ますから、誰にも分からない未来は、きっと諸行無常なのだろうと思うようにしています。