こんにちは、パラーツの鈴木です。本日は、弥生の美について説明いたします。
はじめに
縄文から江戸まで、参考図書のDiscover Japanのニッポンの美について記事コンテンツを書いている訳ですが、弥生は縄文のような強烈な独創性のようなことを感じるより、機能性を感じます。
所説あると思われますが、一般的には、狩猟採集から稲作となり、壺形土器・銅鐸(どうたく)・銅鏡(どうきょう)が主流となり、機能美が特徴とされています。装飾品として、勾玉(まがたま)が作られるようになったと言われています。
参考HP:重要文化財 壺形土器
参考HP:重要文化財 袈裟襷文銅鐸(けさだすきもんどうたく)
参考HP:重要文化財 銅鏡(豊前国宇佐赤塚古墳出土)
集落の遺跡を感じることで、パラーツのテーマであるワークプレイスを感じることができると思いますので、吉野ケ里遺跡と登呂遺跡を紹介いたします。
参考となる遺跡等
参考:吉野ケ里遺跡(佐賀)
弥生時代の代表的な遺跡である吉野ケ里遺跡を紹介いたします。
・場所:佐賀県神埼郡吉野ヶ里町田手1843
・弥生時代最大規模の環壕集落
・魏志倭人伝に記された邪馬台国の様子を彷彿とさせる建物跡
参考動画:【佐賀/特別史跡】吉野ケ里遺跡 cahnnel WASABI
参考HP:吉野ケ里歴史公園ホームページ
参考:登呂遺跡(静岡)
弥生時代の代表的な遺跡である登呂遺跡を紹介いたします。
・場所:静岡県静岡市駿河区登呂5丁目10-5
・弥生時代の集落遺跡(低湿地遺跡)
参考動画:【静岡/特別史跡】登呂遺跡 cahnnel WASABI
参考講義:邪馬台国と卑弥呼 魏志倭人伝
(講師:結実大学・小名木善行さん)
①邪馬台国論争
・機内と九州の両方にあった。
②古代人が伝えようとしたこと(疑似倭人伝を読む)
・3世紀はじめごろの倭国(日本)の風俗・習慣を感じることが重要である。
③日本の平和を守る仕組み
・元は男が王であったが、王(女性):卑弥呼となった。
・神様に直接仕える人(姫巫女)。
参考動画:【歴史書から紐解く】邪馬台国と卑弥呼の真実
参考動画:吉野ケ里遺跡で魏志倭人伝を読む(茂木誠)
関連
縄文から各時代の美についてのリンクは下記になります。時代毎の美を感じて、生活や文化を感じて、その時代のワークプレイスを想像してみてください。
○縄文時代:「縄文の美に学ぶ」
参考:山内丸山遺跡、火焔土器、
参考講義:縄文文明・縄文文化他
○弥生時代:「弥生の美に学ぶ」 当記事コンテンツ
○古墳時代:「古墳の美から学ぶ」
参考:竹原古墳 壁画、埴輪(はにわ)、仁徳天皇陵
参考講義:【歴史講座13】衝撃・古墳の真実
○飛鳥時代:「飛鳥の美に学ぶ」
参考:法隆寺 釈迦三尊像
参考:奈良県 飛鳥・藤原の宮都とその関連資産群
参考講義:聖徳太子 本当は何がすごいのか?
考察
前回の山内丸山遺跡(縄文)や以下の吉野ケ里遺跡や登呂遺跡など、これらの遺跡では、働く・暮らすが一体となって行われていたと思われますので、ワークプレイスに該当する空間はありました。遺跡にはワークプレイスがあったと感じると、その時代に求められていた価値はなんだろうと思い、本質は何か?を想像してしまいます。少しづつですが、遺跡まわりをしようと考えています。
まとめ
base 遺跡から本質を感じる
縄文から弥生を見るだけでも、生活、集落、政治、必要とされる空間が少しづつ変わって来ていることが分かります。現代のワークプレイスを考える上で、遺跡から感じ取ることは何か?歴史や遺跡には本質を理解して継承するものがたくさんあると思っています。
参考文献等
参考文献 Discover Japen Vol.102 ニッポンの美 2020.04