こんにちは、パラーツの鈴木です。本日は、貝原益軒の「養生訓」について説明いたします。
はじめに
私たちが、健康を保ち自らの命を大切にして、自分自身の人生を楽しみながら、社会や後世へ役立つことをするためには、「養生訓」のおしえが必要です。
西洋医学が入って来ていない300年以上前に書かれた書物で、難しい訓え(おしえ)ではなく、普通で当たり前のことを言っているだけなのですが、人間には様々な欲があり、欲張りになってしまうことがあるので、注意しなさいという訓え(おしえ)です。
私は、この養生訓を基に実践している訳ではないですが、健康を保つために食や睡眠等には充分に気をつけています。養生訓は、健康を保つための方法の基を示してくれた重要なおしえのひとつであると思っています。
参考:禁欲こそ『最強のクスリ』です。養生訓 貝原益軒
(講師:ガクさん)
●前提
・健康でいられることが人生最大の幸福。
・健康を保つことの本質を突いている。
●内容
1.養生 人生を穏やかに生きていくための心構え
2.養生術の基本 内欲と外邪
3.心に留めておくべき1文字 畏れ(おそれ)
考察
私たちの現代社会の食や医療には、食の安全や医療費肥大化等の様々な問題があります。
養生訓が書かれた時代は、医術が発展していないため病気になってしまうと治療ができないから、病気にならないようにしていた訳です。今の予防医学です。
自ら学び、食に気を使い、身体を大切にして、出来る限り医師や病院のお世話にならないようにする心構えを持つことで、自分にも社会にも良い方向になります。
〇食の安全性に注意:「ヘルスケア 食源病に注意!」
まとめ
base 養生という考え方
建築では、養生というと家具や材料等を搬入する際に周囲を傷つけないようにするための保護ですが、身体では、以下のような意味となります。
1.生活に留意して、健康の増進を図ること。
2.病気の回復に努めること。
参考文献等
参考文献 帯津良一・鳴海周平:1分間養生訓 ワニブックス 2023.01.05
参考文献 ジョージ秋山:貝原益軒の養生訓 海竜社 2010.02.18