こんにちは、パラーツの鈴木です。
本日は、「日本文化を心で感じる!」と題して、日本文化の魂や精神のことについて説明いたします。
まえがき
私が、今のこの活動に結びつく学びをはじめたのは2008年ですから、17年前ですね。なぜ、日本文化に注目したのか?簡単に説明すると、自分の専門である建築構法の真価についてどうしても肌感覚で分からなかったので、納得をしたいと思い分野を広げたからです。
建築学は、どう考えても工学的な事柄や理学的な事柄を探求するだけでなく、芸術的な要素を探求する学問ですから文化とは密接です。また、西洋文化は身近にありますから、日本文化をしっかりと学ぶことで、自分の専門を理解してきた訳です。
日本文化はほんとうにマイナーで、ごく少数の雑誌からの情報はありましたが、情報があまりなくたいへんでした。でも、近年は、日本文化や日本精神という課題に着目している研究者のYouTubeチャンネルも多数ありますので、学べるチャンスが増えました。
今回紹介するのは、歴史や神道の学びで、いつもお世話になっている結実大学の動画です。なぜ私たちが自国の文化を知らないのかについての気付きがあります。
参考講義:なぜ日本人は自国の文化を知らないのか?
(講師:結実大学 三木道三×川嶋政輝)
●講義テーマ
①忘れ去られる日本文化。
②戦後の日本が失ったもの。
③日本文化を取り戻すために。
①忘れ去られる日本文化
・形だけで魂が抜かれている。
・文化という視点ではコントロールされていない街が美しくない。
②戦後の日本が失ったもの
・公家、大名、豪商、財閥が文化を支えてきた。
・上知令。
・岡倉天心 日本美術の父。
・アーネスト・フェノロサ。
・町田久成。
・新渡戸稲造。
・鈴木大拙。
③日本文化を取り戻すために
・ディープテックのサポート他。
・柳宗悦 当時の世界潮流(アーツ・アンド・クラフツ運動)。
参考動画:なぜ日本人は自国の文化を知らないのか?
考察
参考図書の国史教科書の「世界各国王朝略年表」に基づき、日本を除く、諸外国の王朝の変化を知ると驚きます。各時代の覇権国等によって国が滅びて、王朝が変わった歴史です。
(日本は、世界で唯一、一度も王朝が変わっていない世界最古の王朝の国です)
国を滅ぼすための方法は、この講義のように「自分たちの文明の歴史を学べなくする」や「歴史を奪う」方法が取られるといわれています。私は、感覚的に理解できるようになってきました。
あとがき
base 心地よいと感じられるまで触れる
文化は、その時代で、その物事が心地よいから発展するものです。日本文化は、たぶん心地よいと感じる前に「悪いもの・心地よくないもの・西洋文化の方が素晴らしい」が主流でしたからマイナーであったと思います。
ただ、社会は諸行無常で、常ならないです。今後、簡単に心地よい日本文化を感じることができるようになるかもしれません。日本文化はものすごく奥が深いですから、今の西洋文化とうまく共存しながら、心地よい日本文化が創造されます。
参考文献
参考図書 国史教科書編纂委員会:国史教科書 第7版 PHP研究所 2024.07.15
