こんにちは、パラーツの鈴木です。
本日は、「禅文化 釈尊のレリーフ」と題して、ブッダの生涯について説明いたします。
まえがき
ブッダの生涯については、様々な書籍や動画で学んでいる中で、無仏時代の仏教美術のレリーフで表現されたものははじめて見ましたので、たいへん為になりました。
駒沢大学の禅文化歴史博物館の所蔵資料です。ご紹介いたしますので参考にして頂けると幸いです。
参考講義:「資料紹介」釈尊のレリーフ
●1枚目 二象による潅水(降誕)
・お釈迦様の誕生の喜びを表現している。
●2枚目 菩提樹(成道)
・初期のインドでは仏像を表現することがなかった(無仏時代)。
・菩提樹のお釈迦様が座って悟っているという表現。
・足跡(仏足石)は、お釈迦様がいることを足跡で表現している。
●3枚目 法輪への礼拝(説法)
・ブッダの淀みない説法を車輪で表現している。
「法輪」
ブッダの説いた教え(法)を車輪にたとえて呼んだもの。1箇所に止まることなく、あらゆる場所・人々に行き渡ることも意味する自由な動きのたとえ。
●4枚目 仏塔への礼拝(涅槃)
・「ストゥーパ」と呼ばれるブッダのお墓。
「涅槃」
煩悩の火が消え、心の安らぎを得た状態のこと。「悟り」の境地であり、実際には「死」を表す言葉である。
参考動画:「資料紹介」釈尊のレリーフ
考察
誕生、悟り、説法、入滅の表現です。ブッダがはじめて説いた教え(初転法輪)である中道・四諦・八正道から入滅の時の涅槃教等までの間の説法が、様々に解釈されながら伝わってきています。
ほんとうにありがたいです。
あとがき
base ものがたりを意識する
この4つのレリーフが何を伝えようとしているか?何を感じるか?は、人それぞれだと思います。
神道の神代の物語(神話)と同じように、伝えてくれていること、学ぶべきことがあるから、このものがたりがあるのです。意識した方が自分のためになります。